夢にも責任を持つべきだ。
 

 

 

 

 

多くの人は、自分の夢に責任を持っているだろうか。あれになりたい、あれをしたいとあまりにも気楽に口にしている。責任を持てないと、これまでしてきたことを簡単に捨てられし、夢も簡単に捨てられるだろう。

だから、羊飼いは羊を売り払うことができたのだ。羊飼いの失敗の原因は、自分の夢にも責任を持てなかったことにある。

僕は、自分がこれまでしてきたことと、自分の夢のどちらにも責任を持っていたい。

安易な夢の失敗は、昔から寓話で警告されている。

たとえば、「金の卵を産むガチョウ」という寓話がある。男はなぜ金の卵を産むガチョウを殺してしまったのか?それは、手っ取り早く金を手に入れるためだ。この男は、ガチョウへの責任と、自分の未来への責任を持てなかったから、ガチョウを殺すことができたのだ。

もし、羊飼い自分の夢に責任を持っていたのなら、羊を売り払ってしまうことはなかっただろう。浜辺で見つけた金塊も、羊飼いという責務のために使うことができたはずだ。

多くの夢を持つべきではないと僕は考える。夢にも責任を持てれば、そんなにたくさんの夢など持つことはできないだろう。

 

 

『作文堂』に通っている小学五年生男子の作品です。
『作文堂』https://kei-ohtake.com/ こちらよりお問い合わせください。