ご相談
志望校ってどのように決めたらよいのでしょう?
お答えします
前回(第一回)を振り返ってみましょう。
偏差値は「篩(ふるい)」としてのみ利用する。
偏差値には最終決定する価値はありません。ただ、学校を篩にかける基準になります。
ですから、「偏差値**以下は受けない」、これだけに止めましょう。
さて
学校を篩にかけたら、ここから先に偏差値の出番はありません。絶無です。
ここからは、子供が主役。
ここで一度、立ち止まりましょう。そして、振り返ってみましょう。
偏差値や人気や口コミではなく、お子さんを見ていますか?
もしかしたら、子供がどこかに置いてけ堀になっていませんか?
しばしば、私たちは、本当に大事なことを忘れて、世間の価値に惑わされます。
子育ても同じです。
問題はとてもシンプルなのに、縺れさせてしまう。その原因は、私たち自身の考え方にあります。学校が先にあるのではなく子供が先。子供にふさわしい学校。これが志望校です。
「ふさわしい」ものを知るには時間がかかります。
学校説明会や文化祭などに出かけて、空気に触れてみましょう。
空気というのは、いわく言い難いもの。実際に触れることでしか分かりません。生徒たちの顔や声、もちろん先生たちの姿も。様々な要素が空気となります。
そして「ふさわしい」とは身体的なものです。親の独我や理想の子供ではなく、子供の身に「ふさわしい学校」を見つけてくださいね。
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