哲学はそれだけで独立する学問ではない。
経営にも国政にも哲学が求められる。
もちろん、子育てにも哲学は不可欠です。
僕にとって最大の課題は、「子育ての哲学」をお伝えすること。
そんな思いで、横浜に学習塾を開きました。と同時に、このようなメディアを通して、生身の触れ合いではないものの、生っぽく、みなさんのお悩みに答えていきたいと思います。
僕が基盤にしているのは…
モンテーニュの思想。そして、実存の哲学。
それを踏まえて…
最初に取り上げたいトピックは「塾の選び方」。
お母さんたちの悩みはまず、ここから始まるでしょう。
お悩み
オーシャン先生(大竹のかつての予備校でのニックネームです)、どの塾を選べばよいのかアドバイスください!
答え
まず先入観を取っ払いましょう。
「一つの塾に全部お任せする」。この考えは子供の思考力を伸ばすどころか、抑制してしまいます。
塾は活かしてナンボ。こちらが自由に組み合わせていけばいいんですね。塾側は「営業」をしてくるでしょうが、それは塾の身勝手。こちらはそんな身勝手にほんろうされる必要はありません。
どんと構えて、
「この部分だけ使わせていただきます!」
で結構なんですよ。
で、どのような選び方が理想か?
A塾では数学(算数)をやる。そこによい先生がいるから。
B塾では国語をやる。そこによい先生がいるから。
結局は(理想では……になりますが)、「人間が人間を育てる」んですよ。サルトルやカミュなどの実存哲学者たちの言葉は、このような時代だからこそいっそうの重さをもっていますね。
よい先生とは?それは次の次の回で。
次回お話することは、「宿題」について。
多くの塾が「追い込み型」であるということ。言い換えれば、管理することで成績を伸ばすという手法であること。
これでは子供の思考力は芽が出ないまま潰されてしまいますよ……。
子供の教育相談を受け付けます。
僕が主催する塾「思考塾」のホームページ「shikoujuku.jp」からお送りください。