浄智寺さんでの作文教室「鎌倉作文堂」ではいま、「北風と太陽」を読んでいます。
寓話界の知名度では「アリとキリギリス」「オオカミ少年(オリジナルのタイトルは違います)」「ライオンの皮を被ったロバ」などとともに最高位のものですね。
で、寓話には教訓がつきもの(とされています。辞書にも「教訓的な内容をもつ短い物語」とありますね)。
ではこの「北風と太陽」の教訓、覚えていますか?
イソップ寓話では「説得は強制に勝る」というもの。
つまり、太陽のやりかたを模範にしましょう、というのですが………。
みなさん、どう思います?
たしかに、太陽のやり方が北風のそれより効果的なこともあるでしょう。
でももし、太陽が先に旅人の服を脱がせようとしていたら?
あるいは、もし「服をたくさん着させたほうが勝ち」という勝負だったら?
不肖の知り合いに、何度信用しても、毎回それを裏切る男がいます。
もはや、説得のレベルを超えている………。
そんな男もいるんです。
さらにさらに、言葉に権威がくっついてきたとき、それは強制になりませんか?
などなど、子供たちと一緒に考え、書いています。
朝比奈和尚による坐禅指導もあります。
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