一昨日観に行った映画の話。

 

R-18指定のエロ&グロでエマ・ストーンが主役という話題の映画。

アカデミー賞にノミネートされたこともあってか結構席が埋まっていた。

 

哀れなるものたち(現題:poor things)は日本でも海外のポスターが多く観られた。

世界中で人気な証拠。

 

 

残酷な人生を強いられて、橋から飛び降り自死をした女性。

その体が流れ着いた場所はとんでも研究者のいるところだった。

 

 

とんでも研究者は彼女の体から脳を取り出し、赤ちゃんの脳を代わりに埋め込んだ。

この前半部分はかなりグロいシーンが多い。

内蔵パズルをしたり、脳みそをスライスしたりする。グロ苦手な人は要注意だ。

 

 

脳を入れ替えて生き返った女性は、体を動かすことを覚え、言葉を覚え、成長していく。

彼女は毎日、自分の感じたことや考えたこと、身体の仕組みを研究しながら生きる。

そんなある日、彼女は性の快楽を発見する。

 

そこにタイミング良く、性的好奇心を満たしてくれる男に会う。

その男と女は二人で旅に出る。

 

 

その旅の中で、女は様々な世界を見て、人と会い、知識を増やしていく。

 

そして女は娼館と巡り合う。

そこで多くの男と性行為をし、女であることがどういうことなのかという現実を知ることになる。

 

この娼館の場面ではとにかくモザイクなしのあらゆるものがボロンボロン出てくる。笑

そして、とにかくヤりまくるシーンがずっこんばっこんとあらゆる角度から突っ込まれてくる。

エロ系が無理な人は要注意。

もちろん娼館なのでやばい客もいるし。

とはいえ、エロいけど下品ではなく、とにかく美しいんだよな。

 

「メゾン ある娼館の記憶」

「メゾン・クローズ 娼婦の館」

などと、19世紀〜2000年前半のヨーロッパの娼婦を題材にした映像作品はいくつかある。

そしてどの作品も本当にとてつもなく美しい。これだからフランス映画は好き。やめられない止まらない。

それだけ娼婦たちが世間に影響を与えていたものだったということでもあるんだろうなあ。

 

とはいえ、哀れなるものたちの娼館はメゾンやメゾン・クローズのような高級娼館ではなく、

かなり女が安売りされているところだ。

 

そこでなんやかんやあって、ラストは爽快感というか完全にコメディで締めくくってくるという。笑

 

 

時代のせいなのか、今もそうなのか、作品に出てくる男たちは女を自分の所有物としたがる人が多くて胸糞だった。

 

 

果たしてそれは愛なのだろうか?

 

 

話の内容もさることながら、舞台美術がはちゃめちゃにすごかったのと、衣装がとんでもなく素晴らしかったので、美術やインテリア、ファッションに興味がある人が見ても楽しめるのではないかと思う。

 

 

 

 

 

最後の画像は娼館のセットなのですが、窓がアレな形になっているのがお分かりだろうか。笑

こういう緻密な仕掛けに色々気がつくことでさらに面白さが増す作品であった。

 

原作小説は映画に出てこない重要人物がいるとか、ラストが違うとからしいので、いつか機会があれば読みたいと思う。

(こういった時は大体その機会は訪れないんだが・・・笑)

 

 


いつも一緒に行く映画仲間君は男性なんですが、完全にコメディやん。って言って、エマストーンがセックスするたびに笑ってました。笑 まあ、そういう映画だから良いけど。笑

あと観客のほとんどは男性だった。エマの裸目当てか?(酷) 

SF恋愛コメディとかいうわけわからんジャンルでエログロありという前情報で観たいと思う女もそうそうおらんか。笑

 

それにしてもこの映画仲間君は私がいうのもなんだけど、ほんとよく色んなジャンルを見るなーって思う。

私が好きな人間くさいヒューマンドラマは若干苦手っぽいのであまり誘わないけど。それ以外は誘えば大体どんな作品でも来るので良く声をかける。

逆に何回か行った人でも誘った時に理由つけて断られた人には自分からは誘わなくなる。

私とは行きたくないんやな。ってすぐ思ってしまうし。そしてもしその後誘われたらついて行ってまた誘うようになる。

私の知り合い達は大体そんな感じで付かず離れずで10年以上本名も知らずに付き合ってる人たちが多いやな。

 

この人とは月1〜2ペースで一緒に映画を観に行くが、あまり感想を伝えあったり考察しあったりしない。

なぜなら超絶辛口だから。笑

私は超絶甘口でなんでも大体「とっても面白かった」というのに対して、彼は「まあこんなもんですかね」っていうことが大半で「面白かった」というのはごく稀である。

私は映画を観た後は大体ホクホクした気持ちになるんですが、つまらなかったという感想を聞くと冷めちゃうのでʕ⁎̯͡⁎ʔ༄

多分それはお互いに合わないなと思っていることだろうし。なので、彼とは観た映画について喋ることはあまりなく、映画が終わった後は”次は何を観に行くか”を話すにとどまるのだ。笑

 

別に楽しいわけでもないのになぜ誘うのかと言われたらそれは私にもわからん。

ちなみにこの人は奢ってくれるわけでもないし、強いていえば毎回私のauマンデイ割引に乗っかってる。

多分、私が誘って相手が誘いに乗ってくれる。ただそのやり取りに私が満足してるだけなんだと思う。笑

おヒゲさんと仲良くお出かけしてた時はおヒゲさんとよく映画に一緒に行ってたからこの人の出番はあまりなかったかな?

 

まあ、この人とは結婚は考えられないけどこれくらい一緒に映画を観れる人はほんと貴重だよなーって思う。

婚活で会う”映画趣味”っていう人は「プロフィールにありましたが映画趣味なんですね。どういう作品を見られるんですか?」「最近は見に行ってないですけど、マーベルとかですかね」「そうなんですね。今度マーベル新作ありますよね。一番最近見たのは何ですか?」「新作あるんですね?最近だと2-3年前くらい前の・・・」みたいな人ばかりで、そうだよなー・・一般的な映画趣味ってそのレベルだよなー・・・って温度差を感じる。


私mixi全盛期は映画コミュニティで年間200〜300本選手とかがゴロゴロいる世界で年間170本しか観に行けてなくて少なめだった方なので麻痺してるんだと思う。笑

士業さんも映画趣味と書いてあったので「映画趣味とありましたがお好きなんですか?」って聞いたら「最近は観に行ってないですが、まあ好きですよ」って返ってきた。これはシネマコンサート行くほど好きな感じではないよな〜っと思ってチケットどうしようか悩んでる。笑

おヒゲさんは映画もよく観に行ったし、クラシックコンサートも3回観に行ったので喜んでくれるかなーと思って用意したんだけどもう流石に渡すの怖いʕ⁎̯͡⁎ʔ༄

 

 

誘いに乗ってくれる人はまた誘いたいと思うし、プレゼントも喜んでくれたらまたあげたいと思うものだよね。

 

 

おヒゲさんに週末暇なので何か作ろうかなと思うけど何か食べたいものある?と聞いたらトンテキと帰ってきたので週末はトンテキパーティーを開催します٩( ᐛ )وイエイ