2年前の5月に仕事の状況が悪い方向に一変し、最終的にはその年の10月に近況を過去の仕事相手に確認するメールを送ったことがキッカケとなって、翻訳とは別な仕事をその会社よりいただけるようになり、そのお陰でここまでどうにかやってこれたのですが、今年の6月後半に入って、またまた悪い意味での展開がありましたので、今日はその件を記事にしたいと思います。

 

 月末に投稿している過去の振り返りをする記事でも書いたことがあるのですが、ちょうど10年前の2016年の初夏ぐらいに、私は二件目の安定したクライアントを得ました。この仕事は基本的にウェブサイトとアプリの翻訳がメインでしたので、ウェブサイトの内容をひと通り翻訳し終えるまでは、かなり安定した量を日々こなしていました(数ヶ月で終わりましたが)。その後は新しい機能が登場したり、季節ごとのイベント(セールスやプロモーション)等の関係で毎日の作業量が多少は変化したのですが、特に何もなければ一日に30分もかからない作業量で安定していました。

 

 過去の記事でも書いたかもしれませんが、この仕事で得られる収入は平均すると月収で5万円ぐらい。2年前の5月の時点では、この仕事しか残らなくなったのでパニックに陥った訳ですが、まあ何もないよりはマシだと考えて、その後もこの仕事は継続してきたのであります。

 

 で、6月の後半にクライアント企業の担当者からメールが入り、彼が属する「ローカライゼーション」の部門が消滅するとの報告が入りました。一応9月までは部門が継続し、業務もこれまで通りに続くのですが、この仕事がなくなると、元々は消滅した会社から請け負っている別案件の仕事しか残らなくなります(これも作業量にムラがあるのですが、平均すると月収で10万円ぐらいでしょうか)。ただ、私がその別案件の仕事を請け負った効果でこちらのクライアント企業は業績が伸びたらしく、今年に入って本来の翻訳の仕事も依頼が入るようになりました。以前と違って依頼を受ける量は安定しないのですが、条件は良いのでこれが順調に入ってくれば、このクライアントの仕事だけでもどうにかなるかなぁ、とは思っています。

 

 丸10年以上に渡って親しんできた仕事が無くなる訳ですから、色々と感慨深いものがあります。特にクライアント企業の担当者の方はその企業に雇われていた身ですので、部門の消滅と同時に無職の状態になってしまいます。私はフリーランスですので、そのウェブサイトの経営面については何も知らされてはいませんが、利益モデルとしては広告収入とアップグレード版の販売利益が主な収入源になるかと思いますので、昨今の状況を考えると、経営的にはかなり厳しいのだろうと予測はつきます。

 

 また、AIが何でもやってくれる時代になったことから、当然ながら「翻訳」という業種は急速に時代遅れになっていることも事実です。私も2年前にメインだった仕事が消滅した際に実感したことですが、もう新規でこの業種の仕事を得ることは難しいというのが実情だと言ってしまっていいと思います。

 

 まあ、私の場合は来年の1月に60歳になることから、その月をもって国民年金の支払いがなくなる点が唯一の救いなのかなぁというのもあります。そういう意味では、いい時代に稀な仕事に就くことが出来ただけ、良かったのだなあと思いたいです。これから未来がどう展開していくのか、もちろん何もわかりませんが、日々目の前にある仕事に全力を注ぐ姿勢を忘れずに、残りの生涯を過ごしていきたいと思っています。