今日から、
1週間後を目標にして、医学と、介護保険についておさらい。
1時間ずつ。
そして、一般常識もせなあかん。
SPIの本、どっか行ってしまったぞ
さて、
昨日は、名古屋市大で、講習。
「東海がんプロフェッショナル養成プラン」を受講してきました。
目から鱗な話はなかったけど、
緩和ケアの初期からの必要性は、今後ますます高まってくるなと感じました。
感想文だと、だらだら長くなるから、
箇条書きでまとめ書き。
・ホスピスの「ホスト」とは、おもてなしをするという意味。
・WHOの緩和ケアの定義には、「疾患の早期より」との記述がある。
以前までは、「治療に反応しなくなった患者に対して」だった。
・日本における、がん診療に携わる医師は、約10万人。
・がんで死亡する患者の1~2割が、緩和ケア病棟での最期。
殆どの患者が一般病棟でがんの最期を迎える。
・緩和ケアの定義には、死をネガティブなものでなく、自然なものとして認めること、との記述がある。
・意図的に死を招くことはしない。安楽死を推奨するものではない。
・遺族に対してのケアも重要な項目。手紙や、遺族会などの実施。
・ボランティアは、専門職同士のすき間を埋めてくれる重要な存在。
・やる気と使命感に溢れた方よりも、「自分には何もないけど、少しでも何か出来れば」という方の方がボランティアは長続きする。
・アメリカにおける、麻薬消費量の多さは、ドラックストアで簡単に買えるという側面がある。
・モルヒネに対する誤解は、すべて誤った投与法により生まれた誤解。
・モルヒネ投与で、命は縮まないし、頭はおかしくならないし、精神依存はでないし、副作用は強くないし、あまり効かないことはない。
・スピリチャルな苦痛とは、生きる意味、生きがいを失うことによる苦痛をいう。
・対処は難しい。周りから必要とされていることを認識してもらう。
・希望する療養場所(余命半年の場合)は、自宅を選ぶ患者が63%で一番多い。
・但し、症状が悪化するにつれ、緩和ケア病棟を希望する患者が47%とトップに。
自宅は、11%まで下がる。家族に迷惑をかけたくない、という気持ちの表れと思われる。
・在宅緩和ケアを行う、在宅療養支援診療所は、全国に1万箇所があるが、期待ほど稼動していない所が多い。
24H体制、ホスピスの認識不足、麻薬投与の免許がないなどが原因。
・「痛み」に対して、薬以外でできること、音楽やお風呂が効果的。
・患者のそばにいること、も非常に大きな効果があると思われる。
・せん妄の症状は、高Ca血症で起こることがある。
その場合、ゾメタ注など対処すれば、症状は治まる。不必要な四肢拘束はしない。
・鎮痛とは、苦痛緩和の為に、薬物を投与し、患者の意識を低下させることである。
但し、鎮痛は患者とのコミュニケーションを奪うことでもあり、倫理観からの判断が必要になる。
・緩和ケアは、何もしないことではない。やるべきことはたくさんある。
これまでの医療機関で見過ごし、見過ごされていたことに向き合う。
・「予後○ヶ月」は、数字が一人歩きしてしまう危険性がある。
今はこういう時期、そろそろこういう事を考える時期、といった風な月単位又は週単位での目標設定が効果的。
なんか、
「MONO」って雑誌の中にある、
雑学のページみたいな書き方みたいになってしまった