橋下 徹 氏の「交渉力」を読了しました。

久々にあっという間に読み終わりました。

要点は、
交渉は、妥協する気がなければしない。お互いに譲れる部分を譲るために行うのが交渉。

自分の譲れないラインと相手の譲れないラインを整理整頓できれば交渉は終わり。

自分の譲れないラインをきちんと把握しておき、それ以外は捨てる覚悟が必要。この自分の譲れない部分の明確な把握が大変重要であると述べています。

以上の基本原則に基づいて、主にトランプ大統領の交渉力の高さとその展開、大阪府知事としての交渉の経験談などが具体例として語られています。

日本国憲法に対する考え方も今後の他国との交渉の際の判断に触れて書かれています。国の行く末に関する意見として興味を持って拝読しましたね。

交渉の極意を極めるための大変分かりやすい書ですが、よくぞ語ってくれました、という感じです。

大変有り難い気持ちで読了致しました。