「会社を買いなさい」とは新しい、と思って読みましたが、やはり難しい話ではないかなあと思う次第です。
  まず著者の紹介が必要なようです。著者の三戸さんは、兵庫県議会議員も務めたことのある方で、自分でファンド会社を持っている方です。ただ、これは、ベンチャー起業のファンドではなく、既に事業が出来上がっている企業に投資するバイアウトファンドだそうです。
   この本では、大廃業時代である昨今、黒字で後継者のいない企業の廃業が多いことに注目し、そのような企業を買うことを勧めています。そのためのマッチングサイトもあるそうです。
   ベンチャー起業は博打だと言い、1000分の3しか成功者がいないと述べています。更に、中小企業のオーナーになることのメリットが述べら                                                                
れています。
    著者は、ゼロイチ起業家になることの難しさを語り、やめた方がいいと言い、大企業でしっかり社員教育を受けた人なら、利益を上げる仕組みが出来上がっている中小企業を買う力があると言っています。
   しかし、やはり、私には、会社運営のノウハウを持たない人々には難しい気もします。