日本の平和を守ってきたのは、何なんだろうか?
平和憲法か?いやいや、平和憲法は、日本人の心、気持ちを好戦性から遠退けるのに大変役立ったが、アメリカ軍がいなかったら、ソ連や中国が日本の領土を取りにきたに違いない。冷戦時代ってそれほどピリピリしていたのではなかろうか。
   日本を守ってきたのがアメリカ軍と考えると、アメリカ軍に国外移転と言ってのけた鳩山首相はどのような考えに基づいておられたのか、ぜひ知りたいところだ。
   もちろん、アメリカでなく、アメリカの監視なくロシアや中国と東アジアで仲良くやっていければ、それはそれで良いかも、であるが、そんなことありうるのだろうか?
   ロシアはウクライナから勝手にクリミアを奪い取り、中国は南沙諸島に軍港を作り、と2つの、アメリカも入らないとは言えないが、核兵器と国連での拒否権を持つ厄介で自分勝手な大国だ、という印象からすれば、私には、日本が確たる防衛力を持たない限り、アメリカ軍に「出て行ってくれー」などとジュリーのように言ってよいのか、については疑問が残る。
    もちろん、普天間基地は危険性からして、さらに沖縄県の基地負担軽減については、いずれもテロに対するNZ首相のように素早く対処すべきで、
 それをしてこそ、日本の総理なのではないか。
   実は、日本の総理は内政面ではアメリカ大統領よりも権限があるのでは、と耳にするからだ。
    日本の首相は、衆院の多数派から選ばれるので
立法府には睨みが効き、さらに昨今問題になっているように、省庁縦割りによる省益優先の弊害を減らすべく考案された、官僚人事権の政府への付与によって、不要な忖度の横行を生み出した政府の強権化によって、良いことをしようと思えば大変スムーズに行える状況にあるのだ。
   にもかかわらず、辺野古も税金の無駄遣いに終わりそうな、というか完成という終わりのないほどの状況とか。
   政府の権限強化が、良い政策を俊敏に実行するためのものであって欲しいと思う次第です。