野口悠紀雄氏の「世界経済入門」を読了致しました。
  ● 経済成長に必要なもの
1  人口の増加    2  資本の蓄積の進展  
3   技術の進歩
  ● 日本は韓国よりも貿易依存度が低い
  ● TPPは仲良しクラブの一つであり、
     自由貿易の推進には当たらない。
     農林水産省や農協、そこを票田とする   
     政治家の既得権益保護のためのもの
     で、国民のためではない
  ● 世界のマイクロソフト、インテル、
      アップルなどの水平分業の波に乗り
      遅れている日本と韓国
      乗り遅れたシャープ
  ●  ピッツバーグは医療機関が集積し、最    
      も住みやすい都市に変貌している
  ● ロンドンの金融市場はさらに発展する
     パスポート条約などで
  ● 中国の最大の問題点は、やはり
     一党独裁体制にあり
  ● ドイツの一人勝ちでけしからんと言わ
      れるが、ドイツがギリシャを自動的に
      援助する仕組みが作られている
  ● ロバートマンデルの国際金融のトリレ
     ンマ   
     1  国際間資本の完全なる移動の自由
     2  固定為替レート
     3  独立した金融政策
    の3つを同時には選べない
    従って現在では、1と3を選んで、変動
    相場制がとられている
  ● しかし、EU内では1と2が選ばれてお
     り、各国が独自の金融政策は行えない
  ● トランプ大統領の政策はアメリカファ
      ーストにはならず、アメリカの物価上
      昇の懸念あり

以上のような大変、分かりやすい書でした