そんなの当然…

『うん…』

頷いたら、
私の体を包み込んだ腕にぎゅーっと
力を入れて
抱き締めてくれた

 

クリックすると新しいウィンドウで開きます

 

JJ『こんなに近くにいる…
遠い存在なんて言わないで。』

『ジェジュン…』

JJ『今までより
もっと近くに居て…俺だけ見てて』

 


『…』

 


言葉なんてない。
幸せすぎて、何も言いたくない

 


もっと聞けるかもしれない
ジェジュンの甘い囁きを待っていたのかも…

JJ『…○○は?何かないの?』

『え?』

JJ『俺ばっかりお願いしてる』

『…うん…』

ジェジュンにお願いか…
こんなに幸せなのに、まだ願うことがある?

そんなことしたら、罰があたりそう

『…特に…』

JJ『ないの?』

『今が幸せ。…私だけ見てて…なんて言えないし…』

 

 

クリックすると新しいウィンドウで開きます


JJ『なんで!?』

『言えないよ、そんなこと。
普通は言えない…そんな自信ないもん』

JJ『そう思わないの?
自分だけ見てって』

『それは…思うけど、言えない』

JJ『言って。』

『え?』

クリックすると新しいウィンドウで開きます


JJ『思うなら言って。
これからは思ったこと全部言って。』

『どうして?』

JJ『〇〇は自分を出さないから。
そうじゃないと、俺の近くにいると
我慢が増えるから…』

 


ジェジュン…

 

クリックすると新しいウィンドウで開きます

 


JJ『せっかく捕まえたのに
離したくないから。
だから…ちゃんと言えよ?』


ずっと見て来た人なのに、
ジェジュンのこんな表情みたことなくて、
色っぽいその瞳や口調に
ぽーっとなった

 

JJ『○○のこと好きだったのに、
いつも確信が持てなくて、
もしフられたらって…』

 

クリックすると新しいウィンドウで開きます

 


ジェジュンは昔の自分を思いだして
ふっとため息交じりに笑みをもらした

JJ『知ってるだろ?
俺が、俺のこと好きだってオーラ出してる子、好きになるの。

〇〇にはいつもその確信が持てなくて不安だった。

 

好きだから余計に…』

胸がジンと熱くなる

さっきから何度も
“好き“ってジェジュンが言ってる…

クリックすると新しいウィンドウで開きます

 

 


JJ『俺、情けねぇ…
それでも、○○はずっとひとりでいたから
どこか安心してて、何もしなくても
このまま俺のそばに

ずっと居てくれるんじゃないかって思ってた。

 

そしたら…』

偶然見かけた、後輩との抱擁が
ジェジュンの気持ちを煽ったんだ。

JJ『素直に喜ばなきゃって思ってるのに
なんか出来なくてさ。…嫉妬してた…
なのに今日、○○に会ったら
何にも言えねぇんだもんな。
それどころか、

思わせぶりな〇〇に苛立って…

 

マジでカッコ悪ぃ…あっは』

 

クリックすると新しいウィンドウで開きます

 

 


『かっこいいよ、ジェジュンはいつも』

 

クリックすると新しいウィンドウで開きます

 

JJ『え?あっは。
泣いてんの?』

 


『泣いてない。』

 


JJ『泣いてる。それ…』

 


そう遠くない距離にいた
ジェジュンが言いながら私に近づいて来て、
無防備な私の腕を引き、
その胸に納めた

そして耳元で囁く

 

クリックすると新しいウィンドウで開きます

 


JJ『嬉し涙…だよな?』

 

『他に好きな人がいるから…』

 

クリックすると新しいウィンドウで開きます

 


私は覚悟を決めて
ジェジュンに強い視線を返した

 


『ずっとずっと…ずっと昔から好きな人がいる。

今も…これから先も変わらないと思う』

 


『…大好きだから…』

 


『見ているうちに
私なんて手の届かない
遠い存在になっちゃったけど、
諦められなくて、今でも好き。
残念なことに、
その想いは年々増してて
いつか爆発するんじゃないかって
心配してた…』

 


『…だからその前に…
今日は…言えそうな気がするから…

 

…いい…?』

 


ジェジュン、困ってる?

 

クリックすると新しいウィンドウで開きます

 

ジェジュンは表情を変えずに
私を見ているだけだった

私の勘違いで始めてしまった告白かもしれないけど、

いまさら後にもひけなくなったから…

 


『私ね、ジェジュンが好きなの。
ずっと前からね…言えないのは
近くにいることを
諦められなかったから…
…ずるい…ね?…』

 

 

 


JJ『…ずるい…』


え?

たくさん喋った私の話を黙って聞いていた
ジェジュンがやっと口を開いた

 

クリックすると新しいウィンドウで開きます


JJ『俺…ずるいな。』

『ジェジュン?』