JJ『お前っていつもそうだよな?』

ジェジュンの怒りが収まることは
なかった


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JJ『そうやって俺を惑わせて、
いざとなったら
何も知らないって…何も気付いてない』

 


『ちょ、ちょっと待ってよ!
何なの!?本当に何のこと?』

ジェジュンの怒りについていけない

JJ『あいつと上手くいってんじゃないのかよ?
なんで俺にそんな顔すんだよ?』

え?…あいつって…?

『上手くいってないよ…』

後輩のこと、だよね?

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JJ『…』

黙ってしかめっ面になった

『告白してくれたけど、
断わった。』

 


JJ『…なんで…』

 


それは…

『…彼のこと、
そうゆう風には見てないから…』

 

 

 

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ジェジュンがじっと私を見て放さない

ジェジュンの言っている意味、
わかったかも知れない

私は昔からジェジュンのことが
好きなのに
それを表に出したことはない。

だけど、
ジェジュンに彼女や良い仲の人が出来たとき、
今日みたいに
口には出さないのに
“淋しい“って顔をしていた

気付いてないと思ってた。

でも、彼は
誰よりも優しく
人の気持ちに敏感な人だから…

だったら…
もう隠し通せないな

 

しばらく見つめあった

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お互いの気持ちを目で探りあったんだ

 

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JJ『…帰れって言わなかった?』

ため息交じりにジェジュンが
先に口を開いた

 


『言った…(けど)…』

 


JJ『なんでそんな顔するわけ?
わけわかんねぇんだけど』

『顔?』

 


JJ『そう…淋しいって書いてある。』

 


『え!?』

 


JJ『違う?』

 


『…』

 

 

JJ『あのさぁ…そこで黙られると
わけわかんねぇんだけど』

なんでちょっと怒り出してるの?
ジェジュンの口調にイライラを感じた

『なんで怒るの!?
そっちこそ意味わかんないんだけど』

 

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JJ『っ…お前なぁ…
帰れって急に怒り出して、
帰るの?って淋しい顔して、
おまけに、なんで怒るの?
は!?本当に意味わかんねっ』

ジェジュンが苛立ちを
抑えるために
自分の足をバシっと叩いた

何この展開?

幼馴染だから
そりゃ時々は喧嘩することだってあったけど
最近ではそんなことなかった

お互い大人になったからだと
思ってたのに

 

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JJ『なに?なんで怒ってるの?』

 


口数が減った私にすぐに
気がつく人

 


『別に…あっちの衣装、整理してくる。
お客さん来たら、呼んで』

ジェジュンからわざと離れたところで
作業する

そしたら
着いて来て、近くに座って
こっちを見てる

 

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『何?お客さん来たら困るでしょ?』

 


JJ『店番は○○だろ?』

言われてちょっとムッとした。

『そうだね!じゃあ邪魔しないで
帰って。』

 

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ジェジュンの大きくて切れ長の目が
私をじっと睨むように見た

何、ひとりで逆ギレしてるんだろ私。
ジェジュンにまだ淡い期待を抱いているから…

情けないな…私…

そんなことを考えていたら、
急にジェジュンが
ガタンっと音を立てて
立ち上がった

何!?…帰るの!?

帰れって行ったくせに
本当に今帰られたら凹みそうだ。

 

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立ち上がったジェジュンに向けた私の視線から
それを読み取ったように
その場に立ちどまったまま、
ジェジュンが困った顔になって私を見た