こんばんは☆
金曜日の夜ですね~
もうすぐ
夏休みも終わりですか?
平凡な日々が戻ってきますね(笑)
さて、
ジェジュンとの
別れを決意した私ですが、
ジェジュンがね・・・
離してくれないwwww
それでは
みなさま、よい週末を♪♪
☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*
疲れて
眠ってしまったジェジュン――
どんなに
愛し合ったって
ジェジュンが
この体も心も
満たしてくれると
わかっていたって・・・
「・・・ん?・・帰るの?」
「あ、ごめん。
起こしちゃった・・・」
帰るよ――
帰る場所が
なくなっても
帰らなきゃいけない。
「送るよ――」
ちょっと待って――
起き上がって
さっとシャツを羽織る。
「いいよ、
一人で帰れる。」
送ってもらっても
困るのに
半ば強引に
駐車場まで
やってきた。
「寄りたいところあるから
一人で帰るよ?」
「どこ?
じゃあそこまで―」
送っていくよ――
これ以上
断わったら
逆に怪しまれてしまいそうで、
車に乗った。
「あ・・・スーパーにね・・・」
「駅の近くの?」
「そう・・・」
「だったら
変わらないのに・・・」
ジェジュンが
送ってくれるのは
最寄駅までだから、
送ってもらっても
スーパーに行くのに
支障はない。
だけど
本当はスーパーに
寄りたいわけじゃないから・・・
「うん。
何となく歩きたかったの。
せっかくお洒落したから。ハハ」
駅に着いて
別れる時、
これで最後なんだと
思ったら、
簡単に”じゃあね”って
ジェジュンの手を
離すことが出来なくなった。
「少し・・・いい?・・」
私のおかしな態度に
疑いはもたれたくない。
「やっぱり
スーパーまで
送ってもらってもいい?」
足、痛くて・・・――
ヒールの足を
わざとさすってみせた。
”いいよ”と
また
車を走らせてくれたジェジュン。
目的地に着いたら
今度はジェジュンが――
「〇〇・・・」
「ん?」
んんっ・・・
シートベルトを
外していた私に
不意打ちのキス――
「っ・・・どうしたの急に・・・」
「帰したくなくなった。」
「・・・」
「ここ、知り合い多い?
一緒に歩いてたら
やばいかな?――」
誰かに見られる?
「キスしてるより、
いいと思うけど?」
「え?・・・あっは・・・」
最後の最後は
ジェジュンと
スーパーで
お買い物をした。
「どうして
こんなにお酒入れるの!?」
ジェジュンの
買い物じゃないんだから――
「それも要らないよっ」
荷物が重くなる――
今日一日
普通の事しかしていないのに、
私には
すべてが
特別だった。
「これ、
持って帰ってね?
ウチではお酒飲まないから・・・」
私から
お酒を受け取ると――
今度一緒に飲もう?」
俺の部屋では
飲むだろ?―――
そうだね、
ジェジュンの部屋では
飲んだりしてるね。
本当はお酒が好きな私。
だけど、
家では
飲まないユノの手前
控えてた。
そのうち
治療のこともあって、
まったく飲まなくなった。
「うん、じゃあ今度ね――」
楽しみにしてる――
来るはずのない
”今度”を口にしたら、
簡単にサヨナラ出来た。
”おやすみ”って
いつもみたいに
手を振って別れて
歩き出した。
涙で前が滲んで来ても
後ろは
振り返らない――
家に帰る道を
途中まで行って引き返す。
私が帰る場所は
ここにはもうないから。
ホテルの部屋に
辿りついても、
ほっとなんて出来ない。
自分のモノが何もない部屋――
帰る場所もない
寄りかかれる人もいない・・・
私・・・・
「独りになっちゃった・・・」
声に出して呟いたら
大粒の涙が
ポロポロとこぼれ出て来た。
淋しくても
悲しくても
誰もいないんだから・・・
泣きたくないのに
涙が止まってくれない。
心の中で
叫んでた。
独りぼっちの私・・・
まだ止まりそうにない涙が
現実の音で
一瞬止んだ。
誰?・・・
トントントン――
ドアをノックする音。
ホテルの人?・・・
「・・はい・・・」
赤くなった鼻を
手で隠すようにして
俯いてドアを開けた。
何か用ですか?・・・
ドアを開けても
その人は
何も言わない。
何?・・・
ゆっくりと見上げた
その顔に
息が止まりそうになった。
ジェジュンっ―――
どうしてここに?
帰ったでしょ?・・・
「ここが、家?」
驚く私に
冷静な声で問いかける。
「・・・今は・・・」
頭の上で
大きなため息が聞こえた。
「泣いてた?」
「・・・」
どうして来たの?
ここに来られたら困るのに・・・
「入っても?・・・」
私は
頷かなかった。
だけど
きっぱり
拒むでもないから
ジェジュンは
部屋の中へ入って行く。
私はその背中を
見ながら
扉を静かに閉めた。
その背中は
怒っているようにも見えた。
何か
気付いているの?――
まだ
終われない・・・









