こんばんは♪

今日は2話。


これをアップして良いものか

躊躇いつつも・・・


ユノはそんな人じゃないっ


わかってますm(_ _ )m



☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*



「もうイヤっ・・・」



またダメかと

泣き崩れる私を

夫は優しく宥めてくれる。



東方神起~妄想ラブストーリー~


光の見えない

病院通いも、

精神的に

不安定な自分も、

何もかもが

イヤになった。


私たち夫婦には

子どもがいない。


病院にもいった。


でも

原因不明で、

時ばかり過ぎていく。


夫のことは

愛してる・・・


だけど、

体を重ねる目的が

いつしか

カレンダーの印に

義務化されていった。



”辛いなら

止めよう。

いつか自然に・・・”って

言った夫。


諦め切れない私は

精神を崩壊させた。



彼を追い詰めたのは

私だ――



東方神起~妄想ラブストーリー~

結果ばかり気にして、

落ち込むことから

逃げたくなった私は、

彼と交わることを

拒むようになった。



たとえ

優しい言葉を

口にしても、

子ども好きの彼の

本心は・・・と

勘繰ってしまう。



最悪な居心地の家――


それでも

帰って来てくれる彼は

優しい人。



男らしくて

頼り甲斐があって、

どんな時でも

支えてくれる

完璧な夫――



だけど

彼も人間だから・・・



重くのしかかった私で、

心が折れてしまったんだ。




東方神起~妄想ラブストーリー~

「じゃあ、行ってくるよ――」



友達が主催する

少年サッカーチームに、

月に2,3度

ボランティアで

手伝いに行く。


それも、

子どもが好きだから・・・



その日も

そのはずだった。



出掛けていく彼を

疑いもなく

見送り

部屋の掃除を始め、

ふと置き忘れられた

携帯が目に入った。


届けるために

私も家を出た。



走って追いかけたから、

すぐに

彼の姿を

見つけることが出来た。


呼びかけようとした

曲がり角――


なぜか

チームとは

反対側に曲がった彼。


胸騒ぎがして、

声を掛けずに

後をつけて、

知ってしまった・・・



電車を乗り継いで

やって来たのは

小さな公園だった。



「パパ~っ」


一瞬

耳を疑った。



東方神起~妄想ラブストーリー~

駆けてきた

小さな少年の頭に

躊躇いもなく

伸ばされる彼の手――



頭の中が

真っ白になって


動悸がして、

立っているのもやっとだった。



”パパ”・・・・


そう・・呼んだ・・・・



どうやって

家まで帰って来たのか

覚えていない。



気付けば

リビングのソファーに

座る私の前に

彼がいた。



東方神起~妄想ラブストーリー~


「ただいまーー」


電気も点けずに

どうした?――



「っ!!・・・

お帰り・・・」


いつもと変わらぬ彼に

夢でも見ていたのだと

思いかけた。



だけど・・・


「俺の携帯、

見なかった?

あれ~?・・・」


携帯を探す

彼の姿で、

手に握りしめたままの

携帯に目をやり、

現実だと

思い知らされる。


彼には何も

聞けなかった。


聞けば

傷つき、

何もかもが

壊れてしまうと

思ったから。


それでも、

真実を

知りたい欲求は

抑えられず、

自ら調べた。



間違いだと

思いたかったことも

真実だと知った時――

彼の

裏切りが

悔しくて

悲しくて

涙を流しているのに、

まだ信じようとしない・・・


信じられない心との

葛藤で

どうにかなりそうな

日々を過ごした。


だけど、

上手く言えないけど、

どこかで

ほっとしている

自分がいた。



望んでやまなかった・・――


東方神起~妄想ラブストーリー~

・・彼はパパになれたのだから――


私には

出来なかったこと・・・



だからと言って、

彼を許せるほどの

寛大な心を

私は持てなかった。


嫉妬の嵐に

狂いそうになったこともある。


それでも、

私たちは一緒に暮している。


夫婦のまま――




彼は

私が秘密を知っていることに

気付いてはいない。


気付かれないように

私は

”何も知らない妻”を

演じているのだから。


それが一番

楽な方法だった・・・・



私たちの間に

”愛”は残っているのかな?



彼を遠ざける私のそばに

居てくれる彼もまた、

”何も気づかない夫”を

演じているような気がしてる。


私が心を

閉ざしていても

彼がそばにいるのは・・・



それは・・・


そう・・・きっと・・


責任感――


面倒見の良い彼の

責任感がそうさせているんだ。



東方神起~妄想ラブストーリー~

もう

いい加減

気付いてる。


私自身が

傷つけられた

プライドのために

意地を張っていること・・・



彼を自由に

してあげることで、

私も痛みから解放されること・・






今日も彼は

出掛けていく。


東方神起~妄想ラブストーリー~


「行ってくるよ――」


あの角を

どちらに曲がるのか

見届けたりはしない。





”離婚”は

心に決めている。



だけど

それは

他の誰かに

出会うためじゃないから・・・



――ジェジュンには


・・・言わない。