ご飯を食べたあとは
ソファーに座って
テレビをつけた。
以前とは
比べものにならない
広いソファーなのに
触れ合うほど
近くに座る。
夕食後
心配する
ジェジュンがくれた
風邪薬を
飲んだからか
体がぽかぽかして
ぼーっと
してしまう。
体が揺れれば
すぐにジェジュンに
当たる。
「〇〇・・
お風呂入ってくる?」
意識していない
みたいに言っても
伝わるものがある。
「ん?・・うん・・」
先にお風呂に
入って
交代でジェジュンが
入って行った。
”休んでていいよ・・”
バスルームに
行く前に
案内してくれた
部屋―――
大きなベッドが
置かれていた。
遠慮がちに
端っ子に腰かけてみる・・
ジェジュンが
お風呂から
戻って来るまで
この空間は
落ち着かない。
でも
することもなくて
静かだったから
何度も睡魔に
襲われた。
眠い・・・
睡魔と
戦っているつもりだったのに
いつのまにか
負けて
眠っていたみたい。
温かい布団の中で
寝返りをうって
目が覚めた。
布団
掛けてくれたの?
いつもと違う感じ・・・
一人じゃない・・
ベッドに
誰かいる・・・
目を開けたら
目の前に
ジェジュンが居た。
あ・・・
「起きた?」
部屋の時計は
深夜だった。
「・・うん・・
ジェジュンは・・
眠れなかった?」
私が居るから
眠れない?
「うぅん・・
〇〇の寝顔見ていたくて
起きてた。」
「え・・・」
「〇〇の寝顔・・
幸せ感じるから・・・」
ジェジュン・・・
「じゃあ
もっと寝てようか?」
冗談で言った。
そしたら・・・
「ダメ・・
起きてる〇〇は
もっと幸せ感じるから・・」
ジェジュンが
私に覆いかぶさって
キスをした。
まだ夢の中?
柔らかい唇の感触は
生々しく感じるのに
夢の中にいるような気分・・・
触れるだけの
キスを何度かした。
「止まらないかも・・・
○○が欲しい・・・」
私を見る
ジェジュンの目は
妖艶で
誘うようだった。
私だって
もう
ジェジュンが
欲しくなっていた。
迫って来た
キスは
激しくなって
溺れそうな私は
ジェジュンに
摑まった。
乗り込んだ
船は沈まない――
きっと彼は
言っていた通り
どんなときでも
私を守ってくれる。
信じていい人――
どこまでも
ジェジュンと・・・
もう止められない・・・・





