チャンミンが私のことを
理解してくれているように
私もチャンミンを
理解できるように
なって来たかな?・・
帰って来たチャンミンに
仕事のことを話した。
初めは難しい顔をして
黙ってしまった。
「その仕事は
いつまで?
公募に集中できないんじゃない?」
それは心配の言葉に
変わる。
それでも最後は
こう聞く――
「〇〇は
やりたいの?」
私は答えた――
「うん・・」
「今回の公募・・
競争率いつもより高いって
言われてるけど?
それでもやるのか?」
「・・・」
そうなんだ。
少し黙ったら
チャンミンが眉を下げて
心配そうな顔で
言う。
「即答も出来なくて
大丈夫なのか?」
え・・それは・・
「やりたいなら
やればいいんじゃない?
〇〇なら
大丈夫だよ。」
どっちも中途半端に
ならないように
頑張れ――
って私の頭の上に
ポンッと軽く手を置いた。
チャンミン―――
私・・
わかってた。
チャンミンが
そう言ってくれるって・・
だからもう
仕事は引き受けて
来ていた。
でも確信が
欲しくてチャンミンに
聞いたんだよね・・
チャンミンが
”大丈夫”って言ってくれたら
それは私の自信に
変わるから。
私はチャンミンに
甘えっ放し・・
チャンミンは甘えたいと
思うことないの?
「チャンミン?」
「ん?」
「ごめんね・・」
「ん?なに?」
「また忙しく
なっちゃうから・・
チャンミン
甘えられないね?」
「は?誰がいつ
甘えさせてくれたっけ?」
「ハハハ
本当は
甘えたいの?」
「誰が?」
「フフ・・
公募の件
落ち着いたら
甘えさせてあげるね♪アハ」
「何言ってるんだよ?
僕はこっちのがいい――」
急に男らしく
強い力で
抱き寄せて
深いキスをする――
溶けそう・・
「甘えていいよ?」
「きゃっチャンミンっ!!
仕事!!やること
いっぱいあるの~
降ろしてーー」
抱き上げられて
降ろしてくれたのは
ベッドの上だった。
「甘えないの?」
「え・・だから・・」
仕事が・・
言う前に
口をふさがれた。
重なり合った
私とチャンミンの
体重でベッドが
沈む・・
そう言えば最近
こうゆう時間
取れていなかったよね?
甘えないの?――
甘えたいよ・・
仕事をしなければ
いけないのに
もう体が
止められなかった。
自分に正直になって
チャンミンを求めたら
フフって笑って
チャンミンも私を
求めてくれた――
愛し合っている間
私はチャンミンに
甘えた。
いっぱいいっぱい
愛してくれる
チャンミン・・
果てるときには
体が溶けて
なくなっちゃうんじゃないかって
思うほど快感で
満たされていた。
そのままベッドで
眠りたかったけど
仕事・・しなきゃ。
私はリビングに
戻った。
チャンミンも――
「寝ていいよ?
疲れたでしょ?」
あんなに・・・(*v.v)。
「〇〇は?疲れてないの?
・・足りなかった?」
「足りたよっ!
あ・・」
なんでそんな
恥ずかしいこと・・
チャンミンだって
自分で言っておきながら
照れ笑いしてる。
可愛い・・
私は仕事を始めた。
相変わらず
真正面で
私を眺めている
チャンミン――
「本当に寝ていいよ?」
「うん・・
〇〇・・・」
「ん?寝る?」
「幸せ――」
「え?・・」
”幸せ”
そう言った?
「じゃ、先寝るよ?
おやすみ――」
「あ・・おやすみ・・」
え・・・”幸せ”って
言ったんだよね?
私に聞いたの?
もしそうなら・・
答えは
”幸せ”――
決まってる。
でも
疑問じゃなかった・・
確かに
”幸せ”って
チャンミンが言った。
胸がぎゅーってして
何だか目頭が
熱くなった。
嬉しい・・
私も同じ気持ちだよ――





