俺は〇〇と
付き合い始めた。
付き合いたての
初々しい感じが
くすぐったくも
あるけど
楽しかった。
〇〇からのメールや
電話で俺のテンションは
あがるし
会えば彼女に
触れたい衝動に駆られる。
仕事をさぼって
○○に逢いに
行くことも
たまにあった。
でもそれは
〇〇に怒られて
今はしていない。
大学の課題が
あるから忙しいと
断られた週末でさえ
俺は〇〇に
会いたがった。
俺は〇〇に
溺れている。
課題があるなら
ウチでやればいいからと
俺の部屋に来るように
誘った。
「ねぇ〇〇~
遊ぼ~?
〇〇ちゃーん。」
「ちょっと待って・・」
〇〇は俺を
そっちのけで
課題に集中している。
そう言ったのは
俺だけど・・
本気で課題やらなくても・・・
なんか
「淋しいなぁ~・・」
「もうちょっと~。」
仕方ないから
俺はベッドに
横になって
目を瞑った。
ん?・・・
気配を感じて
目を開けると
〇〇が俺を
覗き込んでいた。
「あ!・・」
逃げようとした
〇〇の手を掴む。
「なに?」
「寝ちゃったのかと
思って・・・」
「ん?俺
邪魔だろ?
寝てた方が
いいんじゃない?」
「・・・」
言えよ?―――
「ふーん・・」
〇〇、俺わかっちゃった。
「な・・なに?」
「うぅん
別に。
じゃ、お休み。」
掴んでいた
〇〇の手を
自由にしてやった。
わざと―――
困った〇〇の
表情が目に浮かぶ。
しばらくベッドの
淵に座って居た
〇〇が
立ち上がろうとした時・・
「きゃっっ」
「言わないと
わかんないよ?」
俺は覆いかぶさって
〇〇に向かって言う。
まだ慣れないの?
顔を赤らめる
彼女が可愛い。
わざと連れない
態度で俺の気を
引こうとしていた
くせに核心に
触れられると
恥ずかしがっている。
「課題したい?
俺としたい?」
「・・つまんない。」
「いいんだよ。
どっち?」
「ユチョン・・
したい・・」
俺の頬に手を
添えて〇〇が
体を起こしキスをした。
可愛い―――
スイッチが入った
俺はもう止められない。
「〇〇・・」
好きだよ・・
体を重ねるたびに
彼女は妖艶に
なっていく。
大胆に俺の
上に跨ってみたり・・・
俺が教えたんだっけ?
俺しかいないか。
〇〇・・愛してるよ。
二人で果てたあと
〇〇と寝転んで
話しをする―――
「ん?バイト?」
「うん。」
「なんで?」
〇〇はバイトを
探していると
俺に話した。
「もうすぐ
クリスマスだし・・」
プレゼントね・・
「何すんの?」
「まだ決めてないけど・・
何がいいかなぁ。」
「うちの店で
働けば?」
「え?・・でも・・」
「うちのバイトは
アイス食べ放題だぞ。」
「うそ~!?」
嘘だけど・・
〇〇が俺の知らない
ところで働くくらいなら
アイス食べ放題にして
目の届くところで
バイトしてくれた方が
いいと思った。
俺って
どれだけ
〇〇が好きなの!?
そんな自分に
驚いた。






