本日の経理処理は、ごく稀にお見かけする

 【参加者から会費を現金で預かり、お店への支払いをクレジットカード決済】のケースについてお伝えします。


こちらからの続きです。


事例

⚫︎ランチ会会費 5,000円〔当日徴収〕

⚫︎飲み物については、各自お支払いください。

⚫︎ランチ代金 5,000円

⚫︎お店への支払いは、ご自身のビジネス専用にしているクレジットカード支払い


ランチ会を主催はしたものの、今回のランチ会は参加者・主催者共に実費精算なので「幹事」さんの立場になります。

  

 参加者から現金で実費を徴収し、ビジネス専用にしているクレジットカードで支払いしたときの仕訳です。


例えば、

●参加者10人と主催者の合計11人

●ランチ代以外の追加料金なし

●お店への支払いは、11人✖︎5,000合計55,000円の支払いの場合


みなさんから徴収したランチ会会費の仕訳

借方 現金50,000  /貸方 預かり金50,000


お店に支払したときの仕訳

借方 預かり金50,000接待交際費5,000

貸方 未払金55,000


クレジット決済日の仕訳

借方 未払金55,000/貸方 預金55,000



こんなに経理処理が必要なのです。

何故、このような経理処理になるのか?


ビジネス専用クレジットカードで支払をしたからなのです。


なので、参加者から徴収した現金は「預かり金」になります。参加者から預かったお金なのです。

※「売上」では、ありません。


 プライベート用のクレジットカードで参加者の費用を含めて一括支払していた場合の仕訳です。


借方 接待交際費 5,000

貸方 事業主借5,000


 ↑これだけの経理処理になります。

ご自身のランチ会会費のみ「接待交際費」に経費計上すれば良いのです。



今回は、クレジットカードをビジネス専用、プライベート専用と使い分けている方に向けて、お伝えしました。


全ての方に、適用される仕訳ではありません。

必要な方の参考になりましたら幸いです。