2024年の金杯週は変則日程となっている。その為、10年以内の類似する開催年を抽出した。2017年はフェアリーSが1月8日に、ポルックスSが1月7日の施行で、2018年や2024年とは2日目と3日目が逆で施行された。
2日目の初日の出賞は2016年以来の復活となる。2008年から2013年まで、初日の出Sとして施行された時期もある。すべて中山金杯当日に組まれていた。
日曜日の琵琶湖特別は、2回京都開催で施行されていた競走で、1回京都での施行は初となる。月曜日の蹴上特別は、2010年に創設された競走で、2024年で9回目の施行となる。1回京都に組まれたのは2020年以来2回目。それ以外は、5月・7月・11月に施行されていた記録がある。藤井聡太竜王名人が第71期王座戦のタイトルを奪取し、八冠となり主要全タイトルをコンプリートしたのが、ウェスティン都ホテル京都だった。その最寄り駅が「蹴上」であり、歴史的な地となった事は記憶に新しい。
因みに、2018年シンザン記念勝馬は、後にキュウリ・・・、いや、9冠馬となるアーモンドアイで、戸崎圭太騎手がアーモンドアイに唯一騎乗したレースだった。ホープフルSでは、2番戸崎圭太、13番C・ルメールと2頭のスワーヴリチャード産駒が出走し、後者が優勝となったが、2024年は戸崎騎手が大仕事をする年になると信じてい
る。
中山<第2日>
○ 初日の出賞
初日の出は、元日の日の出のこと。日本では、一年の無事を祈願し初日の出を見る習慣 がある。
○ フェアリーステークス(GⅢ)
本競走は、1984 年に『テレビ東京賞 3 歳牝馬ステークス』として創設された重賞競走。 当初は 1600m で実施されていたが、1991 年に距離が 1200m に短縮され、1994 年から現 在の名称となった。その後、2008 年の『阪神ジュベナイルフィリーズ』の実施時期移設に 伴い、2009 年より実施時期を 12 月から 1 月へと変更し、距離を再び 1600m に戻して実施 されている。 フェアリー(Fairy)は、「妖精」を意味する英語。
京都<第2日>
◯ 琵琶湖特別
琵琶湖(びわこ)は、滋賀県の中央部を占める日本最大の湖。古くは淡海・近江海・鳰(に お)の海などとも呼ばれていた。名は、形状が楽器の琵琶に似ていることに由来する。
<第3日>
◯ 蹴上特別
蹴上(けあげ)は、京都市東山の一地区。傾斜に線路を引き、動力を用いて船を引っ張り 上げたインクライン軌道跡があることで有名。
◯ 日刊スポーツ賞シンザン記念(GⅢ)
本競走は、シンザン号の栄誉を称え 1967 年に創設された重賞競走。同馬は、1964 年に セントライト号以来 23 年ぶり、日本競馬史上 2 頭目の三冠制覇という偉業を達成し、翌年 には『天皇賞(秋)』と『有馬記念』も制して五冠馬の称号を得た。引退後も種牡馬として 活躍し、1984 年に顕彰馬に選出された。 日刊スポーツ新聞社は、東京など全国に 5 ヶ所の本社を置く新聞社。本競走は、同社より 寄贈賞を受けて実施されている。
昨日、JRA所属馬が出走する2023年最後のGⅠ競走が大井競馬場で行われた。JRAのトップクラスと地方馬では能力に大きな差があるため、中央馬が複数出走する事でレースを如何様にも支配できるだろう。そうであると仮定するならば、第69回東京大賞典とJRA創設69年の一致は注目に値する。アニバーサリーキャンペーンのテーマが年度代表馬だった事から、年度代表馬の父を持つ2頭を狙ったら、それが正解だったのか、偶然だったのかはわからないが的中へと繋がった。買い目を5点までにしか絞れなかったが、十分な結果を得る事が出来た。今年は、「終わり良ければすべて良し」となったが、年が明けると、そんな過去はどうでもよくなって、「最初が肝心」という事にでもなろうかと思う。であるからには、正月に浮かれることなく体調を整えることが肝要。そして、新年からしっかりとした解読を心掛ける所存であります。
それでは皆様、良いお年を。