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気軽に楽しめる紙バンド(クラフトバンド)教室 アトリエブルーローズ主宰のサカモトケイコです。

 

 

 

足半ってご存知ですか? 「あしなか」と読むそう。

 

少し前に布ぞうりが流行りましたが、この足半はその布ぞうりの半分の長さです。

 

踵がぞうりからはみ出してしまうのですが、それこそがこの足半の狙いなのです。

 

短い足半の終わりの部分がちょうど土踏まずの辺りで、踵が床に直接着くことで、

 

足裏のアーチがしっかり作られるとのこと。

 

 

私制作の初めての足半💕

 

教えて下さったのはFB友達の人生の先輩、直接お会いするのは初めてでした。

 

昨秋膝に痛みが出て、整形外科の医師から手術をとまで言われながら、

 

この足半をプレゼントされ、履き続けたことから痛みがなくなったとのこと❣️

 

そこで一念発起されて足半の作り方を学ばれ、足半を伝える活動をされています。

 

 

 

以前ダイエットスリッパなるものを、買って履いたことを思い出しました。

 

普通のスリッパの半分の長さで、踵がはみ出してしまうのは同じですが、

 

足半との違いは、踵が床に着かないこと。

 

こちらはその分、ふくらはぎに比重がかかって痩せる仕組み。

 

でも足半は足裏のアーチをしっかり作って、足のトラブルの予防と改善につながるのです。

 

しかも重心が後ろにかかるので、姿勢が自身のニュートラルな位置に近づき、

 

本来動いて欲しい筋肉が動きやすくなり、痛めた膝にも効果があるとのこと。

 

私は今は膝に痛み等はないのだけれど、昨秋は足の痛みに苦しみました。

 

幸いまもなく痛みが引いたのですが、いつ何時ぶり返すかもわかりません。

 

また仕事では一日中立っていることが多く、仕事が終わる頃には足裏がジーンとして

 

疲れを感じるようになっていて、足のトラブルの予備軍と言えそう。

 

同行した友人は膝に痛みを抱えていて、この足半を何としてもgetしたいそう。

 

 

 

2時間余りで制作の予定が、お昼を挟んで4時間近くかかってしまいました。

 

両足を同じ大きさに編むのは初心者には難しかったけれど、楽しい時間でした。

 

最後に足半を作るための道具も分けて頂いて、帰って来ました。

 

この後復習しながら2つ目を作って、今回参加を見送った妹にもプレゼント出来ればと思います。

 

 

この足半、鎌倉時代の「蒙古襲来絵詞」に兵士が履いているのが描かれていて、一番古い史料なのだそう。

 

自分の足だけが頼りだった時代、庶民、武士等身分問わず履いていて、

 

長距離を走る飛脚などにも、欠かせない履き物だったようです。

 

また戦場で織田信長も履いていたと伝えられていて、天正元年の朝倉氏との戦いで

 

敵の打ち取りを報告した兵士の足が、裸足で血まみれだったのを見て、

 

腰につけていた予備の足半を与えたとの逸話が残っているほど。

 

現代では鵜飼の鵜匠が、揺れる船の上でも動きやすいと履いているそうです。

 

そんな足半、私も足の痛みに悩む人に伝えていけたらと思います。

 

 

最後までお読み頂き、ありがとうございました。