幻の九州旅行1
私の名前はけい。最近顔に小皺が増えてきたような気もするが、あえて気付かないふりを読けている20代後半の青春真っ只中の若者である。今日は私の友人Nのお話をしよう。
Nは車が大好きな何処にでもいる平凡な若者で、休みの日はいつも愛車で何処かに出掛けている。そんなNが久しぶりに長期の休みが取れそうなので九州旅行に出掛ける計画をしていると私に嬉しそうに話してくれた。聞けば九州の博多まで高速を使わずに下道のみでの二泊三日の愛車での旅行を計画しているとか・・。私の住んでる京都府北部の田舎町から九州の博多までは、高速を使っても軽く600kmは超えている・・・。それを下道でしかも二泊三日で帰って来るのはかなり無理があるのでは・・・。私は思わず突っ込みを入れたくなってしまったが、嬉しそうに旅行の計画を話してくれるNの話を聞いていると、そんな事はとても言えなかった・・・。(汗)
会社の食堂で・・・
私の名前はけい・・・。ちょっとお茶目な青春真っ只中の若者である・・・。今日は数日前に会社の食堂であった出来事のお話をしよう。
私はよく休み時間に会社の食堂でお昼寝をする。食堂と言っても従業員が100人に満たないような小さな会社なので休憩室と食堂が一緒になっている程度のものである。その日私はいつもの様に休み時間にお昼寝をしていた。うとうとと気持ちにいい睡眠を貪っていると、ガチャリと食堂のドアを開ける音がして、誰かが室内に入って来る気配がした。誰であろうと私には関係がない・・。私は惰眠を貪るのに忙しいのだ・・。私は気付かないふりをしてそのままうとうとと夢の世界への扉を開こうとしていた。しかしその気配はつかつかと私の方に近付いて来たではないか・・。そしてその気配は私にコンタクトを求めて来た。
「M君また寝てるの?まだ仕事終わらないの?」
どうやら気配の主は女性らしい・・。M君って誰だろう・・・。私はM君ではない・・。私はその問いかけに気付かないふりをして再び夢の世界に旅立とうとした。
「M君??まだ帰らないの??」
・・・この女性は何故私をMと言う人物と間違えるのか・・。私の睡眠を貪る姿がそんなにそのMと言う人物と酷似していると言うのか・・・?Mとはどんな人物なのか・・・。私はなおも気付かないふりを読けた。
「M君!?M君!?」
・・・全くやかましい女性である・・・。何の恨みがあって私の睡眠の邪魔をするのか・・・。私は今日は酷く寝不足なのだ。もう少し寝かせてくれ・・・。(汗)
「M君てばっ!?」
どうやらこの女性はどうしても私をM君にしたいらしい・・。しかしこれ程までにM君に固執するこの女性とM君とはいったいどんな関係なのか・・。まさか禁断の社内恋愛・・・?!私の妄想がその結論を導き出した時、私はついに耐え切れなくなり胸をドキドキさせながら顔を上げた。
「あ!ごめんなさい!間違えました!」
ようやく自分の間違えに気付いたその女性は恥ずかしそうに顔を赤らめてそそくさと食堂から出て行ってしまった。
・・・M君とはいったい如何なる人物なのか・・・。また暇な時にでも調べて見る事にしよう・・・。
