実写版「KINGDOM」の第3弾。

初日には行けなかったので、せめて…と翌日の朝イチの座席予約。朝イチなのに400席ほどの会場の半分以上が埋まっていた。さすが…人気作。




第2弾は蛇甘(だかん)平原の闘いのあと、信(山崎賢人)が王騎(大沢たかお)に修行を頼みに行き、無法地帯に置き去りにされるところまでだったので、そこからかなぁと思っていたが、そこは導入部でさらりと紹介。


今回は、漫画で言うと馬陽防衛編。

三大天を失ってから力がないと思われていた趙が突如秦に侵攻。馬央が落とされ、兵だけでなく住民が皆殺しにされる。あいにく主だった将が他へ出払っている中、政(吉沢亮)は対応を迫られる。軍略を任せたのは昌平君(玉木宏)。呂不韋(佐藤浩一)陣営ながら、冷静な判断で総大将に王騎を任命する。任命を受けるにあたり、王騎は人払いをして政の真意を問いただす。そこで語られたのが、政の王家の子らしからぬ過酷な人生と彼の生き方に影響を与えた紫夏(杏)との出会いだった。

王騎は急拵えの兵を率いて馬陽へ出陣し、100人将となった信に特別な任務と飛信隊という名を与える。戦局を切り開くために、後々厄介になる趙の智将である馮忌(片岡愛之助)を撃つことを命じる。二万の兵の奥深くに陣取る大将を、わずか100人の兵が果たして討てるのか…。ここが今回の最大の見どころか?

馮忌を討った夜、仲間と労を労っているところに怪しげな男がやってくる。恐ろしいまでの一撃を見せるこの男は何者なのか…。ということで、今回は馬陽防衛編の序盤まで。


どんどん闘いが長くなるので、どのストーリーを拾っていくのかというのが難しいところ。馬陽防衛編の後半を一気に見せるために、ここで切ったのかなぁと思うが若干拍子抜けした感も否めない。紫夏とのエピソードをあえて挟んだことで政の王位への覚悟は伝わりやすくなったが、馬陽の闘いが最序盤のみとなった。そのため、物足りなさは残る。ただし次作はいきなりクライマックスから入ることになるので、それは楽しみ。ただし、あまり期間が開くと間延びしてしまうので早めに公開してもらいたいなぁ。