鬼殺(鬼退治)の話を、2月3日のまさに節分に上映とは、なかなかうまいタイミング。



テレビ放送の際「まるで劇場版のようなクオリティ」と言われるほどの作画だった遊郭編のラストを、大画面で見られるだけでもたまらないのに、刀鍛冶編まで見られるなんて…。と思って初日に視聴。


遊郭編10話・11話と聞いていたので、そこからだと思っていたら、立志編、無限列車編の映像を主題歌と共に見せてくれる粋な編集。観客を緩やかに遊郭編に誘ってくれる。遊郭編は、炭治郎(花江夏樹)たちが追い詰められたところから始まる。今回劇場で上映するにあたって、4Kアップコンバートを行い、音楽も再リミックスしたとのこと。炭治郎と妓夫太郎(逢坂良太)との闘いはもちろんだが、音柱・宇髄天元(小西克幸)と妓夫太郎の目まぐるしい攻防は、大画面になるとさらに迫力を増し、見応えがある。そして.何度見ても、妓夫太郎と堕姫(梅:沢城みゆき)との場面は涙なしには見られない。


そして、ここからが新しい映像。


昏睡状態だった炭治郎たちが回復していく様子、それを見守る蝶屋敷の女の子たち。陰で支える隠たちを描きながら、刀鍛冶の里へと誘導していく。ここはとにかく蜜璃(花澤香菜)さんが可愛らしい!でも、炭治郎に語りかけるところはさすが柱だなぁと思わせる。かわいいだけじゃないことが伝わるいい場面だなぁと思った。

そして、上弦集結!無限城がとにかく凄いので、一見の価値あり。この5人を見ていると、下弦の鬼はまだ人間らしかったなぁ…と思える。無限列車編で圧倒的な強さを誇った猗窩座(石田彰)を軽くあしらう上限の弐の童磨(宮野真守)、嗜める上弦の壱の黒死牟(置鮎龍太郎)。癖のありすぎる鬼たちの姿を見て、これから先の闘いが凄まじいものになるのだろうことが予想できるが、個人的には、玉壺の声が鳥海浩輔さんだったのがびっくりだった。(気持ち悪くて最高だった笑)



何にしても、素晴らしい映像、豪華な声優陣で満足な内容。映像で見たくて、あえて原作を未読なので、刀鍛冶編も楽しみで仕方ない。


特典は「上弦集結本」とポストカード。