ふと、なんのきっかけも前触れも無く、高校の時、学校の周辺でビクビクしながら「まだ入るのには早いよな…前の授業終わってないよなぁ…」ってウロウロして時間潰してたときの自分を思い出した。
通信制だから、自分の履修してる科目、しかも1教科だけだったから、入るとしたら前の授業とその受ける授業の間の休み時間。
とにかく人がいっぱいの教室に入るのが怖かった。
あと、授業中にレポートが出来たら帰りに職員室で提出していかなきゃいけなかったんだけど、それも人だかりができてて、怖くて出さずに帰ってたっけ。

振り絞った「さようなら」も、先生方に届いていたかどうか…
その場面に、特別な思いがあるわけではないけど、ふとそんなことを思い出して、今の自分、すごいなって思った。
学校に入るのが怖くて、次の日授業に出るって決めたその時から吐きそうになって、通学電車で手すりにしがみついて吐き気と闘って、考え込んで涙ぐんじゃったりして。
そんな自分が、バイトして給料貰って、1つ夢を叶えて。
そしてまた新しいバイトを始めることになってる。しかも、接客業。
そんなの、誰が想像しただろう。

ここに至るまでどれだけのことがあっただろう。
どうにか高校は出たいと思って、教科書の内容さえ入ってこない頭で必死に打開策探して、やっと見つけたかと思えば打ち砕かれて眠れなくなった。
そこからは1ヶ月くらい、先のことを考えないように考えないように、とにかくその日をなんとか生きるような、そんな毎日で…
病院にかかるようになって、自分が置かれている環境がどこか異常なのを再認識して。

なんとかまた、考えることが出来るようになったら、休学しようとしたけど、復学できそうになくて、無理矢理自分自身を納得させて諦めて。
辞めたくないと泣いたり、辞めたいと泣いたり…

そんな自分が、今こうして、フリーター(で、合ってる?)やってる。
どう転ぶかわかんないのが人生だね。
あの頃の自分は、やりたいことをいつか必ずやるんだって言いながらも、心のどこかで何もできないままに人生終えることになるかもって思ってた。
でも今は違う。
全ては無理でも、実現出来ることはあるさって思える。そのために具体的に行動(勉強とかバイトとか)出来てる。

めっちゃ合う、しっかり効いてくれる薬があるからだろうけど、そんな薬に出会えたのも良かったこと。
きっと、1年後、3年後、5年後、10年後…ずっと、今からじゃ想像できないようなことしてるんだろうな。そうだといいなと思うし、そうなれるように今できる事をしたい。
そして、それがいい意味で想像できないようなことであることを願うばかり。


生きてりゃいいことあるなんて、昔から全然信じてないけど、生きるの辞めてなくてよかったって今は思う。

そんなことを考えた深夜でした。