四国総体がくれたもの繋ぐもの | "心を磨く"「サザンドール新体操クラブ」

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ふくおか県民文化祭福岡県実行委員会会長賞を受賞
5児の母



サザンドール新体操クラブ代表の堤です



四国総体

二日目の団体競技が幕を閉じた



中村の試技は一番最後

全観客選手の注目が集まる優勝候補



試技が近づいてくるたびに

ライバル校達が良い演技を見せるたびに

のしかかる緊張から福岡応援組は

胸が詰まり、年輩の先生方の心臓に大きな負担がかかった




本会場に中村学園が入って来た時


一番感じたのは

彼女達のエネルギーの大きさ

キラキラオーラが強く光っていたキラキラ


やれる!期待は膨らむ


静まりかえった会場から

注目が全集中している事を肌で感じた


この重圧を気にもせず

選手達の集中力は高まり

精神が統一された

その姿は神がかっていた


大きな声でチームを一つにまとめる

リーダー内村


勇ましい姿だった


男子は試技1番が優勝していた

女子は試技ラストが優勝

信じていた


難度も技も大きく、伸び伸び動く

中村学園

後は最後の投げ技のみ


リーダー内村の大きな投げはまっすぐ

高く舞い上り


誰もがラストを信じたその時


フープが空中でぶつかり

そのまま場外


そして、終わってしまった



一瞬なにが起こったか分からず

フロアの外に転がるフープを見て

心臓が口から飛び出そうだった


途中、場外の旗が上がったが

本当は選手の足は出ておらず


コーチが抗議に行った


この0.3でジャパン出場が決まるから


動画では足が出ていないことが判明!

しかし、ラストポーズの前に場外していたため

結局、点数変わらず


オールジャパンの枠も逃す

誰も予測しなかった結末となってしまった



その喪失感を包み込める力は私には到底なかった


保護者と一緒に肩を組んで泣いただけだ




結果入賞、資格

という形は残らなかった


しかし、こんなに優勝を信じられ

ファン、注目を集め影響を与えられた

無形財産は記憶と継承で永遠に残る


審判長は中村学園の演技を高く評価してあり

心から期待してあったと聞きました


また、兵庫県代表 日ノ本学園監督は

警固新体操クラブにアルバイトに

来てくれていた最初のコーチ

苗字が変わっていたが名前ですぐ気づき

声かけると


福岡は後輩のまあさ(荒木監督こと)が

頑張ってるから

私も頑張ろうと思える

中村学園は皆さん、能力が高く本当に美しい!

私も応援しています!



こんな言葉をいただき

他県に影響を与えていた大きさを知りました


私はインターハイ自体を現地まで応援に行ったことは初めてで現場で監督はじめ、コーチ、部員、保護者の方々がどんな風に関わっているか

目の当たりに、胸がいっぱいになった



会場に入り、ライブで応援できたこと

明るく優しく愛情溢れた福岡の先生方と

共に過ごせたことその全てが

宝物だった

若い先生方の希望となるチームがここにあった



選手達はこの日のために

特に3年生は優勝するために

全てを捧げてきたので

拭い切れない胸の痛みは

時間が経たないと癒えはしないだろう


5人で輪になって泣く選手達


エネルギーを全て与え小さくなった荒木監督

お腹に赤ちゃんを抱えて戦ったりさコーチから

謝られた時は苦しくてたまらなかった



何のために戦うのか、、、、

いや、戦ってるのではなく


磨いているんだ


私はそう受け止めた



心技体を極めているんだと

そして

その過程でたくさんの宝に気付いているんだと



悲しみに浸る時間もなく選手達は

前を向くだろう



引退まで後1ヶ月と縮まってしまった

歴史の1ページに印刷はされないが

多くの関係者に語り継がれる

記憶の1ページにドキドキ刻まれた四国総体



彼女達の熱い夏は始まったばかり



時間は待ってはくれないが

全部員、コーチ、保護者関係者の

想いが昇華されることをただただ

祈りたい


苦しんだ分、喜びが必ず生まれる


四国総体は栃木国体へ助走の加速を上げ

信念と絆を固めた伝説の遠征となった









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