今日の夕方の空。

そういえば、この夏、あまり入道雲を見た覚えがない。

暑すぎて、昼間は屋内にいることが多いし、やむを得ず外を歩く時は、日傘を深くさして、なるだけ空を見ないようにしていたかも。


昔、OLをしていた頃、一日中ビルの中のパーテーションで仕切られた窓のない部屋で仕事をしていて、太陽を見ることがほとんどなかった。

なので、盆休みともなると、鼻の皮が剥けて二の腕がケロイド状になるまで日焼けするほど、炎天下を満喫したものだ。


その後、今の職場に移って、真夏の昼間でも外で仕事をすることが多く、そうなるとOL時代にあんなに焦がれた夏の日差しが今度は天敵となり、毎日モクモク盛り上がった入道雲を見るにつけ、もう勘弁!と思うようになった。

それが、年数を重ねる内に熱中症アラートなるものが普及して、猛暑の折には極力外出しないようにという常識が定着してくると、わたしの仕事も夏場は屋内にいることが多くなってきたのだ。


今日の夕方の空を見上げて、あれ?夏雲っぽくないな、と思い、そういえば入道雲を見ていない・・・・・・と改めて気づいたわけだ。

そうなると、またぞろ入道雲が見たくなるから不思議だが、さすがに猛暑の中、用もないのに夏空を見に出かけようという気にはならない。

犬の散歩も、朝夕の日陰のある時間帯に少し出るだけだ。

ゆっくり真昼の空を見上げながら表を歩けるようになるのは、もうちょっと先のことだろう。

気がつけば秋空になってるんだろうなあ。