今日は、音訳の下読み。
ひとり90分かけて、大先輩の指導を受ける。
一昨日受けた同期の方が、90分で終わらなかったと言っていたが、案の定。
わたしも90分の段階で、記事二つのうちの一つがようやく終わったところ。
先輩が、慌てて次の読み手さんに、時間が遅れることを知らせに走ってくださった。
幸い、次の読み手さんも同期で親しくしている方なので少し気が楽だったが、本来、いったん録音して聞き返しながら指導を受けるところ、2本目の記事はとてもその余裕がないので、読みながらの指導。
とはいえ、一本めは9分の記事で、スポーツ関連のため聞きな慣れない言葉も多く、文自体もセンテンスが長くて読みづらかったりして、息が続かない、口が回らない、その他もろもろあったが、二本目は国文学系だか日本史系だかのコラムで、こちらは案外スルスルと口が回る。
先輩からも、「歴史や仏教用語みたいな難しそうな言葉があるのに、さっきのよりこっちのほうが得意なん?」と言われた。
得意とは言えないけれども、好きだし、耳に馴染みがあるから口からも出やすいのだろう。
なんだかんだ言っても、初めて聞くカタカナ言葉を初めて口にするよりは、多少古めかしくても和風の言葉のほうがわたしには発音しやすいようだ。
目が文字を追いやすいし、口も回りやすい。
つくづく、日本人だ。
そうそう、なにげなーく「セリエエー」と読んだら「そこはセリアアーでしょ💦」と。
あー、そうだったー!
普段、あんまりスポーツニュースとか聞かないから、知ってはいても耳にも口にも馴染んでなくて、ふわーっとセリエエーって読んじゃった😅。
恥ずかしい!
それにしても!
今回の音訳で、初めて知ったことが!
「修学院離宮」。
ずっと「しゅうがくいんりきゅう」だと思い込んでいた!
「しゅがくいんりきゅう」だったとは!
「しゅう」じゃなくて「しゅ」!
そして、「ムラサキシキブ」のアクセント。
本来、ムが低く、ラサキシキまでが高く、ブが低いそうな!
とはいえ、現在は、ラサキシまで高く、キブが低い読みもOKらしいので、一応ここはわたしの読みでも大丈夫だったが。
まあ、日本語はどんどん変わるものではある💦
ていうか、やっぱりアクセントは難しい。
数字もナナジュウゴのジュウは低いけれど、ハチジュウゴのジュウは高い。
ついつい間違えてしまうけれど。
標準語アクセントは得意なつもりだったが、基本的にふわーっと自然に読んでいたので、細かいルールはやっぱり難しい。
90分のところを110分くらいご指南いただいたが、とてもいい勉強になった!
特に、長いセンテンスの息のつぎめが参考になった。
センテンス内での意味のまとまりや区切りはわりと分かるほうなのだが、息が続かないのでどうしても変なところで息を継いだり苦しくなって声が不安定になったりする。
無理なく息が続けばそれに越したことはないが、どこかで継がなければならないとすれば、どこを選ぶべきか。
一文ずつ丁寧に教えていただいて、腑に落ちた。
ほかにも色々。
あと1時間くらい指導してもらいたかったくらい。
でも、先輩はひとりで何人もの指導をなさるので大変💦
本番は明後日。
もう少し読み込んでおかなくては。