今朝起きて味噌汁を作っていると、テレビから何やら朗読劇(?)のセリフが聞こえてきた。

「わたしを殴れ!力一杯に頬を殴れ!」

とやっている。

これは…。

太宰の『走れメロス』だ。

脳内では即座に、あおい輝彦の声に変換されていく。

中学生時代、テレビで『走れメロス』のアニメを見た。

その時、あおい輝彦がメロスの声を当てていて、それが妙に印象に残っているのだ。

なにしろ、アニメ声優としてのあおい輝彦といえば、後にも先にも矢吹丈に尽きるだろう。

ジョーの声そのままに喋るメロスに、当時大きな違和感と新鮮味を感じたものだ。

対するセリヌンティウスは、井上真樹夫氏。

当時のアニメに詳しくない人でも、『ルパン三世』の石川五右衛門長く務めた人といえばお分かりいただけるだろう。

花形満ハーロックもこの人で、わたしにとってはとても好きな声優さんだった。

キャラ的にも、直情熱血ザ・主役のメロスより、クールでちょっと美形、ヒロイン系なセリヌンティウスのほうが断然好みでもあった😅。



『走れメロス』は短編なので、わたしが味噌汁をつくり終えるまでに、朗読も終了した。

「メロス、君は真っ裸じゃないか…」

え、そんなラストだっけか💦

あとでざっくり読み返してみようと思う。