お茶のお稽古には、着物でも洋服でもいいですよと言っていただいて、初回は洋服で伺いました。

さすがに体験の時のようにジーパンに柄ものソックスという出立ちだけは避けました💦

ちゃんと白い靴下で参りましたとも。

お稽古用のベスト着用しました。

でも、なんというか…。

どうも違う気がしたのです。

わたしは着物が好きで、昔は着物好き仲間と着物で出かけたりもしましたし、地歌の演奏会の時には当然着物を着て楽屋をウロウロします。

でも、どうもほかの皆さんに比べて、わたしは着物を着ていると動きづらくてしかたがありません。

体が硬いせいもあるし、太っているせいもあります。

胸が大きいので和装ブラで潰して段差をタオルで埋めていますが、それでも大きい。

お腹も出ているので、帯を締めると屈むことさえできません

経験上それを知っているので、わたしの場合、洋服で稽古してもいざ着物を着た時にはどうにもならないのは目に見えています。

そんなわけで、稽古の時もやはりなるべく着物を着るべきではないかと思い至りました。

洋服ですらマトモな所作ができないのですから、着物を着た時にどうなるか、早いうちから体感しておくべきだなと。

そんなわけで、お稽古2回目は、着物で参りました!

 

じつはわたし、着付けを習ったことがありません

20代前半の頃は、地歌の演奏会の度に美容院に行くか、楽屋でどなたかに着付けていただくかしていましたが、その都度お会費等以外にお金がかかるのは正直辛かったので、なんとか自分で着られないものかと考えました。

とはいえ、着付けを習いに行く時間もお金もなく、仕方がないので書店で着付けの本を立ち読みしました😅。

今ならYouTubeという強い見方がありますが、当時は本で見るしかなかったんです。

何冊か読んで、一番簡単そうな結び方を頭に叩き込みました。

演奏会は袋帯を締めますから、当然ながら二重太鼓です。

半幅帯すら綺麗に結べないのに、いきなり二重太鼓を立ち読みで学ぼうというのですから、ずいぶん無茶な話だったと思いますが、理屈は分かったのであとは実践あるのみ。

その頃、たまたま見ていたテレビで、まだ若妻だった三田寛子さんが、いつもはご贔屓筋へのご挨拶の時などお姑さんに着付けていただくのだけれど、ある時お姑さんが不在で、仕方がないのでエイ!と思って自分でやってみたらなんとかなった、という話をされていて、よし、わたしも!と思ったのを覚えています。

いま思えば、三田さんはそれなりに着付けも習っておられただろうし、わたしなんぞが真似してよいものでもなかったのでしょうが、勇気をもらったのは確かで、以来、自分でなんとか着付けて行って、おかしいところは現場で直していただく、という形を取れるようになりました。

とまあ、そんな塩梅で、背に腹は替えられずに身につけた我流の着付け、コツも何も分からないので、とにかく着崩れないようにとギュウギュウに締め付けるばかりで、なおさら身動きできないのです。

所作も汚いからすぐはだけてしまうので、かなりしっかり巻き付けて、縛っています。

要するに、太っている、体が硬い、着付けが下手、の三重苦で、どうにもこうにも動けない💦

これを改善するには、痩せる、身体を柔軟にする、着付を工夫する、の三つが必要になってきます。

あとはまあ、うまく動くために自分なりのコツを会得するしかないのでしょうが…、そのためにも、なるべく着物は着るべきでしょう。

お教室が自宅から近すぎて、着物を着てご近所をウロウロするのが恥ずかしいのですが、そうも言っていられない💦 

そこんなワケで、お稽古第二回目は、思い切って和装で参上した次第!

何を着て行こうか迷ったものの、まさか普段のお稽古に訪問着や色無地で行くわけにもいかず、汚してもいいように洗えるポリ小紋で。

30代の頃、普段着着物にハマった時は、リサイクルのウールなんかを買い集めましたが、当時買ったものはもう可愛すぎるし、お茶のお稽古にウールはどうなんだろう?と。

 

 

 

最近は専ら紬でしたが、お茶に紬はNG?と聞いたこともあるし、やっぱ小紋だよなあと。

お稽古用に何着かポリ小紋あるといいかなあ。

今日の小紋も、2,600円で購入した化繊の洗えるお着物です。 

肩から身丈約163cm

裄丈約65cm

袖丈約49cm

前幅約24cm

衽幅約15cm

後幅全身約59cm

(後幅約29.5cm)

全体にそこそこゆったりしています。

帯も、名古屋帯ほとんど持ってないけど、まあお稽古なら半幅でも?

今日はかなりヘタった博多の名古屋帯に、これまたヨレヨレシワシワのまま放置していた帯揚げ💦

 

 

いかにも間に合わせで恥ずかしい!

今後はもうちょっと考えないとなあ。

表を歩くので、この時期に帯付きというわけにもいかないのかなと、今年の初めに新調した単の羽織を着て行きましたが、暑かった〜😅

今日の装いで自分用に誂えたのは、この羽織だけ。

着物も帯もリサイクル品です。

帯揚げや帯締めは普通に市販のものですが。

わたしは腕が短くて裄が64センチ前後でいいので、リサイクル品が結構いけるのはありがたいです。

 

で、肝心のお茶のお稽古。

今日のお花は椿「初嵐」と、葉が色づいたズイナです。

 

 

主菓子は織部饅頭、お干菓子は先生お手製の真盛豆

いつもお菓子を撮ろうと思うのに、うっかり口に入れてしまいます💦

 

今日は割り稽古→そしてついに(?)盆略点前を教わったのですが、さっぱり覚えられそうにないので、ゆるゆる時間をかけて覚えていこうと思います💦

 

それで、着物の話に戻りますと…。

う、動けん😅

マジで、足も腰も自由に動かせなくて。

立ちあがろうにも、ギュウギュウすぎて片足を立てることも出来ません💦

拘束服かΣ😱💦

座る時にちょっと身頃の生地にゆとり持たせる感じにしとかないと、立ち上がれないなあ。

これは洋服での稽古では分からないことだったと思うので、頑張って着ていって正解でした!