徳島市の眉山(びざん)の麓にある「阿波おどり会館」の左(南)側を行くと階段があり、それを
登って行くと徳島眉山天神社(びざんてんじんしゃ)があります。この天神社、江戸時代の創建
で潮音寺の鎮守として甲斐の国から渡唐天神木象をもってきて祀ったとあります。どうも
ご祭神の菅原道真は、後付けじゃないのかな?と疑いたくなります。
まぁ案の定境内には、菅原道真の銅像や牛の像(瀬戸内寂聴さんが命名した「知恵の牛」)や
「知恵の門」なる鳥居があります。なんだか、客寄せみたいでこの雰囲気は好きでは
ありません。拝殿か本殿かも良くわからないコンクリート造りの立派なお社もあります。
この境内の左手(南側)に大きな岩があり、と言うよりも山の一部としての岩があります。
これが「姫宮神社」と呼ばれる磐座になります。すでに縄文時代から祀られているようで、
その時代の土器なども発見されているようです。よく見ると女性の陰部の形をしており、
その為に恋愛など縁結びにご利益があるとして有名です。
あの藤原紀香さんもお参りに来たとか・・・どうでも良いですけど!
徳島県の吉野川から剣山にかけては、縄文時代中後期の遺跡がたくさん発見され、そこには
岩陰祭祀跡(加茂谷川岩陰遺跡群など)が発見されています。
ちょっと派手に飾り過ぎではないでしょうか?ハートのマークだらけで、パワースポット
と言っても神社には似合いません。石畳にもハート・・・余りにも商売っ気が前に出過ぎて
しまっては、嫌なもんですね。
※写真上は、眉山天神社の「阿波おどり会館」横の参道 2016/10/30
※写真中の上は、眉山天神社の境内 2016/10/30
※写真中の下は、眉山天神社の手水舎 2016/10/30
※写真下の上は、姫宮神社を前から見る 2016/10/30
※写真下の下は、姫宮神社の磐座(巨石) 2016/10/30