本土の辺津宮と大島にある中津宮の距離が約11Km、そして中津宮と沖ノ島に
ある沖津宮の距離が約49Kmで、朝鮮半島に向けて一直線に並んでいるのは、
とても不思議です。古代の航海術がどこまで進んでいたのでしょうか?
沖ノ島には、弥生時代の岩上祭祀から岩陰祭祀までの歴史を垣間見ることが
でき、とても興味深いのですが、島全体が神の島として、神職一人が10日ごとに
交代で仕え、さらに上陸には、海中での禊も必要となり、諦めます。
ただ、一年に一度、沖津宮現地大祭の時には抽選で200人ほどが上陸できる
ようです。もちろん、女人禁制です。
(女神の島なので・・・女同士けんかするのか?)
大島に渡り中津宮に行くことに。大島は、福岡県で一番大きな島だそうです。
良く間違えるのが、壱岐・対馬は博多港からフェリーが出ているので、福岡県と
思われるのですが、長崎県なんですよね。
個人で行くのは、費用と時間が掛かるので、やはり福岡からの日帰りバスツアーに
なります。私が利用したのは、第一観光の昼ごはん付きで5000円でした。
大型バスは無理なので、30人乗りのマイクロバスで、宗像市神湊(こうのみなと)港
から市営のフェリーで渡ります。神湊港って名前から凄いですね。
神湊港のターミナルの壁面には沖ノ島祭祀遺跡の岩上祭祀遺跡から出土した
三角縁神獣鏡を模倣した大きな鏡が飾られています。神秘的ですね。ワクワク
してきます。
約25分で大島港に到着。すでにフェリーの中から中津宮が見えている距離です。
が、近くまではバスで移動。地元のボランティアガイドさんの案内が、ここから
始まります。


※写真上は、神湊港のターミナル壁面の大きな三角縁神獣鏡 2015/12/01
※写真中は、その三角縁神獣鏡の説明板 2015/12/01
※写真中の下は、フェリー「おおしま」 2015/12/01
※写真下は、フェリーからは中津宮の鳥居が見える 2015/12/01
※写真下の下は、大島港 2015/12/01