奈良には同じような傘堂が二つある | 神社って面白いやん!つんつらぽっぽと行こう

神社って面白いやん!つんつらぽっぽと行こう

神社の起源から、今に至るまで・・・少し知識を得て神社めぐりをしよう!

この黒塚古墳からさらに西側、すなわちJR柳本の方向に進むと、伊勢本街道と
交差し、その左手に奇妙なお堂が建っています。五智堂と言い、真ん中に太い

丸柱、四方に細い柱になっています。四方の柱を取ると傘のようになるので、

別名、傘堂とも呼ばれています。


傘堂と言えば、当麻寺から二上山への登り口にある、当麻山口神社の前にある

傘堂、そう言えば似ていますね。四方の柱がなければそっくりです。なぜ、こんな

キノコのような形をしたお堂をつくったのでしょうか?不思議です。ひょっとして、

耐震性に優れているのかなぁ~?


当麻の傘堂は、ネットで調べると江戸時代の郡山藩主である本多政勝を弔う

ものと(1674年)されていますが、こちらのは、天理トレイルセンターを出て

石上神宮方面に歩きだす右手にある長岳寺の飛び地にあるので、お寺の

お堂になります。


長岳寺は弘法大師が開いたとされているので、今から約1200年前になりますが、

この五智堂は、鎌倉末期とのことですから、当麻の傘堂より相当前になります。
真ん中の丸柱の上部に東西南北に梵字が書かれた額が掲げられています。

梵字の意味は、勉強していないので良く知りません。



※写真上は、長岳寺飛び地にある五智堂 2013/05/16
※写真中は、五智堂の柱に書かれた梵字 2013/05/16
※写真中の下は、長岳寺の山門 2013/05/16
※写真下は、当麻にある傘堂 2014/01/29