最近しみじみと実感していることは、

「社会人になってからの時間の長さって大きいな。」

ということです。



というのも、


誰もが新卒で社会人になったときは

すべてのことがいわば真っ白な状態です。

しかし、そこから年月を積み重ねていくにつれて、

仕事に対する姿勢や価値観が植えつけられたり醸成されていきます。



例えば転職を例にとってみると、

おそらく3~4年くらいまでのまだ柔軟性の残っている段階であれば、

それらのことは本人の意識次第で修正もおおいに効きますし、

業務に対してもまだまだポテンシャルでやっていけると思います。


しかしそれが、5年、6年、10年と積み重なっていった場合、

それに比例して社会人としての自己がある程度確立しているだけに、

(そもそもの素養があれば別ですが)

なかなかその価値観や姿勢を変えることや順応させることが

難しくなるのではないでしょうか。



ちなみにその積み重ねてきたものの例をいくつか挙げると、

「仕事に対する姿勢、価値観」、「スキル、知識、経験」、

「社会人としての基本的な部分(ホウレンソウ、ナレッジ、ビジネスマナー等)」

「仕事に対するスピード感」、「企業文化に対する意識、感覚」などなど

といったところでしょうか。



そして、それらが対応できなければ、

本人にとって居心地のいいのではないでしょうし、

実力も発揮しにくい状態になるかもしれません。


組織の観点で考えても、

そのベクトルや意識がズレていれば、

かなりストレスフルな状態に陥るでしょうし、

いい影響を与えることはありませんね。



「郷に入れば郷に従え」でも

「脱皮できない蛇は死ぬ」でもありませんが、

そこで、その環境に順応できない(させられない)ということは、

会社にとっても当事者にとっても不幸な状態ですね。。。



では、そうならないためにはどうすればいいのか。


誰もが思い浮かぶように

そのひとつの回避策は「採用」になります。


中途採用の場合、その人の実績や経験はもちろんのこと、

その人の性格や仕事観をはじめ、

所属していた会社の文化やその中での行動、

その会社が置かれていたステージなど

様々な側面からみていくことが必要になります。


しかし、限られた時間のなかで

それらすべてを見抜くことは難しいですし、

実際に完璧はありえません。


とするならばその改善は、その後次第ということになりますが、

その中でも、その状況に一番近い周りのメンバーの行動が大切になってきます。

もちろん、その行動は根気がいりますし、

そこから受けるストレスや悩みもあると思います。

しかし、変わっていくことを信じて

前向きに対応する必要があるのでしょうね。



正直、私自身も現状、様々なことが暗中模索の状態ですし、

試行錯誤を繰り返している状況ではありますが、

明日からまたいろいろとチャレンジしてみようと思います。

(私的にはこれらの行動を「密かなトライ&エラー」と位置づけています。 笑)