今日は一日、昨日アップした企画のひとつをつめていました。

結果、三つのうちひとつの概要書はできたのですが、

それ以上に、今日の「気づき」(というか再認識)があったので

書いておこうと思います。(今日のブログは、あくまで自分メモです)



前にも書きましたが、「企画」についてです。


よく「企画書が書けない。。」とか、

「企画がまとまらない・・・」という声をよく聞きます。

しかし、私的には「?」なことでもあります。


なぜなら、企画書に書き方の決まりなんてないですし、

その企画が通る通らないを別にすれば、

思いついたまま、つらつらと文字を重ねていっても、

本人が「企画書」だといえば企画書です。


ちなみに私の後輩は、こないだのチームミーティングで、

B4の紙にマジックで文字を書き綴った企画書を

鉄拳ばりに、一枚一枚めくって披露してくれました(微笑)

きっと、人によっては「こんなの企画書なんかじゃない!」といったり、

「そもそも企画書とはなあ・・・」と説明(説教?)を

始めたりする人もいると思います。


しかし、私はそのプレゼンが終わった後、拍手をしました。

別に、すばらしいアイデアがそこにあったわけではありません。

また、とても共感を受ける話し方でプレゼンされたわけでもありません。


しかし、その内容とか企画書の体裁なんかより、

私は、ひとつの仕事に対して、できないなりにも必死に知恵を絞り、

普通に考えれば、ありえない形態での企画書やプレゼンをしてでも、

彼には伝えたいことがあったんだな。。と思うと同時に、

私の見つけてきた仕事のきっかけに対して

きちんと考えてくれている姿勢に、正直嬉しくなったからです。


そして今回の企画に関しては、彼の勉強のためにも

任せるべきだな。とも思いました。

おそらく、私が自分で企画書をつくったほうが

いいものができると思います。

しかし、「そこまでやった彼に今回は任せて、

できることなら成功させてあげたい。」

という気持になりました。

(もちろん成功するためのサポートはしていくつもりですが、

やっぱり甘いですか?? 笑)


この後の話とはすこし食い違ってきますが、

やっぱり、私は「インプット人間だな・・・」 と、

再認識した瞬間でもありました(苦笑)



そして、今日。彼が私に質問をしてきたのです。

「kegさん、企画書ってやっぱりパワポで作るべきなんですかね??」


もちろん、私は即答です。


「あのね。そりゃ企画書はきれいな方がいいかもしれないけど、

本当に大事なのは、内容やん。

きれいな企画書をつくるのが目的なんじゃなくて、

いい企画をつくって、その企画を通すことが目的だよね。

きれいにつくるのは伝えるための補助であって、

中身の無い企画書をいくらきれいに整えても、

誰もうなずいてくれないよ。そんなこと考えるんだったら、

どうやったら企画がいい企画になるか考えようよ。」 


と、ちょっと偉そうにいってしまいました(苦笑)


しかし、本当に私はそう思っています。

手書きでも、いい企画であれば聞いてみようと思いますし、

パワポでアニメーションをガンガンつかっていても、

中身のない企画書は山ほどあります。


そして、しばらく時間をおいて、彼が聞いてきたのは、

「あの(手書きの)企画書をブラッシュアップすればいいですか??」と。


そこはすかさず私は、体裁の問題ではなく、

社内で披露する企画書と社外の人間に見せる企画書の違い。

プレゼンに通る企画書とダメな企画書の違い。を説明しました。

(といっても、私がプレゼン勝率10割ではないことを

あらかじめ断っておきます・・・ 苦笑)


彼にも説明したのですが、

私は、通る(採用してくれる)企画は、

相手にとってメリットがあるかないかだと思っています。


単純にいうと、内容がどうだとか、やり方がどうだとかといった

「インプット」の話ではなく、結局、何人の人が動くのか。とか

実際にいくら売り上げることができるのか。

といった「アウトプット(結果)」をみて、

それに見合うコスト(や、その他のメリット値)が多いのか少ないのかを、

実際に同じ効果を出すときの、コスト(や、その他のメリット値)と

天秤にかけて比較すると思っています。

(例外ももちろんありますので、これが全てだと思わないでくださいね。 笑)


物事は、非常にシンプルで、

その企画にかかるコストが実際にかかるコストより低ければ、採用。

その企画がいくら面白くても、実際のコストより多くかかれば、不採用。

ってな感じです。


なので彼には、「まずは『アウトプット』を見よう」とアドバイスをしました。


「今回の企画が通る条件ってなんだと思う??」 と。


その通る基準をまずは見つけよう。

そこから逆算して、その基準を満たす企画は

どんな企画かということを考えようと伝えました。


例えば、ある商品を1万個売れることができるのならば、

その企画が通る。としましょう。

そうすれば、そもそもその企画を提案する側には、

売るだけのバックボーンがあるのか、ないのかといったことや

それを1万個売る仕組みが作れているのか、

が判断基準になってきます。


もちろん、実際に売れるかどうかは企画の段階では確約できませんので、

1万個売れるという確固たる見通し(見込み)が必要です。

それが、裏づけとなるデータなのです。


すべてを「通る」ことからイメージしてつくれば、

必然的に企画書の要素も決まってきますし、

その要素を裏付ける必要なデータとかも見えてきます。

そして、企画書にかかる時間的な面まで見えてくると思います。


よく「企画書はこうあるべき」という類の話をききますが、

結局は、「通る」条件を満たす要素が抑えられているか、

そして、その要素にはきっちりと根拠があるのか。


それがちゃんと反映されている企画書は「いい企画書」でしょうし、

「通る」確立も高くなると思います。


反対に、本に書いている通りに組み立てて、

一見ソツのない企画書を作っても、

その「通る」要素が抑えられていなかったり、

その要素に対する根拠が全く確立されていなければ、

「よくない企画書」なのではないかと思います。


そして、そんな「いい企画書」ができれば、

プレゼンも簡単ですよね。


先ほどの例え話で言いますと、

まず、最初の冒頭で、

「御社の商品を1万個売る企画を考えてきました。」

と、言えばいいのです。


そして、その後には、

「その企画に興味がないのでしたら、この後のお話はいたしません。」

「少しでも興味がおありでしたら、企画書を配らせていただきます。」

と、進めていけばいいと思います。


「1万個売れる企画なら通る」という確信をもって作った企画なら、

きっと後者に進み、あとはOKの承諾をもらうだけです。

(もちろん、絶対に全てがこういう風に進むわけではない

ということをお断りしておきます。笑)



とまあ、自分メモとはいえ、いつもにまして、

非常に長いブログになってしまいましたが、

最後に、ここで誤解をして欲しくないことが2つあります。


ひとつは、決して、「世の中に出ている企画書の本が悪い。」

といっているわけではないということです。

企画書の書き方的な本でも非常に役に立つ本はありますし、

私も実際読んで、そして活用もしていました。


そして、もうひとつは、

私がいつもいい企画書をつくり、いつも人をうならせるプレゼンで、

企画を通してきたわけではないということです。(苦笑)


それだけはご理解いただければと思います。



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