またまた、難しそうなタイトルをつけてしまいました。(汗)

 

しかし、今日はこのことについて書かねばと思って

ずっと考えながら、帰りの電車に揺られていました。

 

このタイトルで言う「論理」とは、いわゆるロジックとか

論理的思考でいう論理ではなく、

まあ、簡単にいうと気持ちであったりスタイルであったり・・

なんだかいい言葉が見つからなかったからというわけではなく、

いちばんしっくりいくのがこの言葉だったからです。

 

では本題。

人はコミュニケーションをベースにして

生きている動物だと思います。

そのコミュニケーションのなかから人間関係を構築し、

そして意思を疎通し、時にわかりあい、時に憎しみあい・・

正直、生きていくうえで非常に大事な要素でありながら、

非常に難しいものだと思います。

まあ、逆にいえばだからこそ難しいのかもしれませんが・・・

 

コミュニケーションのメインはやはり会話。

会話には当然ですが話す人と聞く人がいます。

では、その関係ってどうなのだろうと、ふと考えました。

ここでいう関係とは、恋人とか友人とかという関係ではなく、

いわば相互の立ち位置と距離的なものです。

 

話す側の立ち位置は基本的にまっすぐ(?)です。

単純に伝えたい(聞いてもらいたい)ことがあって、

そのことを聞く側の人に言葉というツールをつかって伝えます。

では、反対に聞く側の立ち位置はどうなのでしょうか。

これはおそらく大きく3つのパターンがあると思います。

 

1つめは肯定(賛成)、2つめは中立、3つめは否定(反対)。

そしてそれ以外にも、そもそも聞く気がないというものもありますが、

これに関しては、コミュニケーションという観点から考えると、

成立していないようにもみえますので、

これはちょっと考慮にいれないということで。

 

では、いちばん難しいのは??と聞かれたとき、

深読みなしで単純に答えるとするならば、

間違いなく反対(否定)です。

 

ここで考えたのは、そもそも嫌いな人と話すならともかく、

普通に話していて最初から否定するつもりなのでしょうか。

某夜通しテレビ番組の司会者ではないですし、

私に関して言うと、ひとつの例外を除いて、

全くそのつもりはありません。

 

では、なぜ否定なのか。

もしくは否定している(されている)ように聞こえるのか。

 

まず、話の次元や論点が違う場合。

これは、否定でも肯定でもなく、単純にすれ違いですよね。

つまり、話の前提段階での誤解や認識のズレが招く悲しい結末です。

 

次に、否定はしていないが、明らかに意見の違う場合。

これも否定の種ではありますが、否定をしているわけではありません。

 

これに関しては、前の会社での対人コミュニケーション研修で

対処法を教わったのですが、そもそも意見の違う人と話すときは、

相手の言うことを一回飲み込んで、

まずは肯定してから、持論を展開すればいいらしいです。

つまり、話を聞いた後に一度「なるほど。」といい、

相手の意見を違う言葉で反芻する。

「つまり、○○○○ということですね。」と。

いわば、コミュニケーションを円滑に進めるテクニックといったところでしょうか。

 

しかし、これが仕事上であったり、オフィシャルな場だったらともかく、

気心しれた人間関係の中では非常に難しいものです。

ついつい売り文句に買い文句で、会話(否定)の火種に油を注いでしまい、

もう消火することが難しいくらいに燃えさかってしまっていることもあります。

 

話している方は、自分の言っていることに自信に溢れ、

聞いている方も、自分こそ正しいと思っている。

要するに「正」と「正」とのぶつかりあいです。

どちらかが引くことができればいずれ収束に向かうのでしょうが、

お互いが同じトーンでしかも同じくらい熱ければ・・・

延々と堂々巡りの繰り返しになってしまいます。

そして、段々全てのことに対して間髪をいれずに

限りなく否定に近いトーンで持論を展開してしまいます。

 

こういった場合、どうしたらいいのでしょうか。

正直な話、その答えはわかりませんが、

方法があるとするならば、「自分が絶対に正しいんだ」という

考えを捨てることでしょうか。

前にも書いたことに近いかもしれませんが、

「絶対的な間違いがないということは、

絶対的な正解はない」ということです。

そういう認識さえもつことができれば、

なかなか難しいですが、耳をかたむけることができるはずです。

 

そしてもうひとつは、同じ会話をしても、

うまくいきそうなほかの誰かと話している姿を想像してみてください。

きっと、その時の状況では、「うんうん」と、

相づちを頻繁にうっている自分がいるはずです。

それを考えると、実際に炎が燃えさかっている場合では、

得てして、相手が全てを吐き出す前に、持論を押し出そうとするあまり、

相づちという、簡単で便利な行為を忘れてしまっていますよね。

 

ここで心がけることは、

相手が話しだすと、言い切るまで「うんうん」を繰り返す。

どうやら、胸のうちの想いを全て吐き出すと、

人間はなぜかすっきりするようです。

あとは、自然に笑顔がでればベストですよね。

 

またまた蛇足になりますが、

言葉が間違っているかもしれませんが、

人間は複写本能を生まれもって持っているといわれます。

よく赤ちゃんに笑顔で話しかけると、

赤ちゃんは「ニコッ」て笑いますよね。

あれは、話している話を理解して笑っているのではなく、

単純に話しかけている人の笑顔を真似しているだけだそうです。

 

ほんのささいな心がけで、コミュニケーションが円滑になるのなら、

絶対やるべきですよね。

 

ちなみに最初にあげた、ひとつの例外についてですが、

私は、意識して行う否定がひとつだけあります。

それは、「議論を面白くするための否定」です。

もちろん、否定する前に、

「ここであえて議論を面白くするために否定するね」と

一言断っていくことが大事ですが、

あえて否定をいれることで、より相手の考えや真意。

自分の考えも見えてきます。

(ゴメンなさい。これも何かの本で読みました・・ 苦笑)

 

自分の考えをもつことは大事です。

そして、その考えが正しいと信じることも。

しかし、全ての人が自分と同じ考えなわけはありませんし、

反対に一緒の考えだったら、かなり怖いですよね。

そしてもちろん、自分以上に正しい考えや、

よりよいアイデアをもっている人間もたくさんいます。

そういった人の意見を自分に活かすためにも、

「コミュニケーション」。大事にしていきたいと思います。

 

最後に、今回こうやって書くと、

今日の出来事のなかで出会ってしまった、

他の誰かに向かって話しているように感じるかもしれません。

特に昨日までの文脈から言って、会社での出来事なのかな。と、

たしかに、こういった出来事があったのは事実ですが、

この話は、相手というよりもむしろ自分に対する言葉です。

そして、会社での出来事でもありません。(笑)

 

まあ、完全には整理できていないとはいえ、

こうやって書くと、ちょっと道筋が見えてくるように感じます。

こういう使い方もできるブログっていいですね。

(なんだかブログの回し者チックな締めになってしまいました・・ 苦笑)

 

というわけで、今日はこのへんで。