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少し前になりますが、高石商工会議所青年部の情報紙「ぶらり たかいし」の取材で高石の新村(にいむら)だんじりを見学させて頂きました。
新村だんじりは、平成4年に新調され大工は平成の世に数々のだんじりを送り出している大下工務店(大下孝司師)さん、彫物師はこれまた昭和後期より平成初期に掛けて、数々のだんじりの彫物を手掛けた【井波彫】中山慶春師となっております。

平成4年といえば、我が北村も現だんじりを購入しておりましたが、平成の世に入ってから高石市内で元年新調の小高石さんに続いての岸和田型だんじり新調という事で、当時はかなり注目を集めていました。
かくいう私も新調お披露目の際には、見に行ったのを昨日のように思い出され、この見学の日も当時の事を思い出しながら、見学させて頂きました。
見学当日は、青年部専務のNくんに無理を言っての見学だった為、写真も充分ではありませんが、ご覧下さい♪
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▲まずは、姿見です。長さ3,8m。幅2,4m。高さ3,7mだそうです。姿見の解説は得意ではありませんが、個人的には結構好きな形です。
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▲屋根周り、平方向より。大きく採られた枡合が目立ちます。
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▲隅出すは、現在では珍しくなった唐獅子です。
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▲主屋根周り。枡合正面「天岩戸」右平「鎮西八郎為朝の豪弓」左平「神武天皇東征」懸魚には「夫婦岩」が入り凝っています♪二重枡合上部は唐子ものが入っていました。
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▲続いて、後屋根枡合は【源平盛衰記】より、正面「鶴ヶ岡八幡宮放生会」、右「戦勝祈願兜奉納」、左「源平布引四段目小桜責め」です。
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▲後屋根周り。懸魚には、珍しい「竜宮城 浦島太郎」。竹の節には龍が入り、摺り出し鼻も個人的には好きな形でした♪
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▲松良には、【源平盛衰記】より右「安宅の関 弁慶義経徴打」、左「大江山頼光四天王」です。
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▲そして、腰周りでまずは正面から縁葛【富士の巻狩り】「頼朝本陣報償の場」大連子【源平盛衰記】「義経八艘跳び」小連子【忠臣蔵】「両国橋の引揚げ江戸奉行服部彦七の温情」土呂幕「大坂夏の陣 本多出雲守荒川熊蔵の血戦」です。
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▲縁葛・連子部分は、最近では珍しい定番ものの意匠という事で、非常に安心して見れるようになっていました。
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▲それでいて、人物や情景も豪華さを感じるものでした♪
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▲土呂幕は、「本多出雲守 荒川熊蔵の血戦」という事で、開さんの旧市上町にも同じ題材は入っていますが、意匠は違うものです。左側には武将・馬共に振向き様という凝った彫物ですね~
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▲左平は、この画像しか無く、縁葛【富士の巻狩り】「仁田四郎忠常猪退治」大連子【源平盛衰記】「巴御前の雄姿」小連子【忠臣蔵】「清水一学の奮戦」土呂幕「川中島合戦 信玄謙信龍虎相打つ」になっていました。
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▲辛うじて、土呂幕の川中島は撮ってました・・・(汗) 
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▲右平縁葛【富士の巻狩り】「狩場風景勢子の活躍」大連子【源平盛衰記】「敦盛呼び戻す熊谷次郎直実」小連子【忠臣蔵】「吉良邸討入り」土呂幕「加藤清正 新納武蔵守の血戦」です。 
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▲連子には、開さんなども同じ意匠のある「敦盛呼び戻す熊谷次郎直実」ですが、個人的にはこの意匠がお気に入りです♪ 
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▲この間合いが何とも言えませんね~ 
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▲そして、「加藤清正 新納武蔵守の血戦」ですが、慶春さん誰もが一度は挑戦する超定番もので、勝負です♪
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▲後ろに回って、見送り下にも良いのが入っていましたよ。
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▲見送りは、「灘波戦記」の大パノラマが広がります♪
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▲大脇の加藤清正♪
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▲難波戦記の定番で組討もちゃんと入っています。
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▲これは、木下さんの作風ですね~いろいろな彫物師さんの作品が見れて嬉しいですね~♪

いかがでしたか~?
同じ祭礼地区という事で、だんじりもあまりゆっくり見せて頂く機会が無かったので、今回の見学はうれしかったです。
昭和50年後半より世間は再びだんじりブームの兆しが見え、この新村だんじりが制作された平成4年といえば、けっこう新調だんじりも増えてきて、各だんじり大工さんや彫物師さんが試行錯誤しながら、平成の世のだんじりを形を作っていた時の作品ではないでしょうか。
見せて頂いていてもいろんな工夫が見え、飽きない作品でありました♪

この日お世話になったNくんはじめ、新村関係者の皆様にはブログ上からではありますが厚く感謝申し上げます。
ありがとうございました。