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久しぶりの投稿は、少し前に見せて頂いた高石市大園地車です。
この地車は、前所有町の岸和田流木町でも見せて頂き、レポさせて頂きましたが、今回我々と同地区である大園さんへ嫁がれ、見学させて頂く機会がありましたので、再レポさせて頂きます。
前回、見せて頂いたのは6年ほど前やったんで、今見せて頂くと「あれ?こここんなんやったんや~」ってな部分もあり、楽しんで見せて頂きました。
ではでは、今回網なしやったんで、迫力の彫物を中心に見てください。
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▲恒例の姿見です♪やっぱ、網なし良いですね~
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▲新調された番号持ち。「鞍馬山修業の場」です。
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▲松良は、以前の記事にも書きましたが、取り替えられており、筒井嶺燁師の力作だと思われます♪「弁慶義経徴打」「頼光大江山木渡り」晩年の作品でしょうか?改めて、安心して見れる安定した作品に見入ってしまいました。
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▲そして、屋根周りも以前ご紹介しましたが、開さんなんで、もう一回♪正面「天岩屋戸の変」正珉さんでしょうね~
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▲平の「鎮西為朝の強弓」うまく纏められていますね~浅いですが、軽いです♪
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▲以前も少し触れましたが、案外、開の十八番の「村上義光御旗の奪還」。この作品もそんなに手の込んだものではないですが、すばらしい出来…これが開の真骨頂♪
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▲主屋根後ろの「獅子舞」開さ~ん♪(笑)
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▲後屋根にまわって、「頼朝朽木隠れ」こちらも開さん♪
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▲ちょっと逸れますが、この見送り虹梁の「牡丹」。。武者物と違い、地味ですがかなりの力作です。同じく同型の北高尾(小田町先代)に入ってた思います。
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▲正面虹梁の武者物は、三代目黒田正勝!
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▲その枡合は、開十八番の「桜井の驛」!渋すぎる~(笑)
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▲そして、これも案外十八番「児島高徳桜木に歌を詠む」。太鼓台などにも同じ意匠があります。。
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▲それが、これ!どうですか?そっくりでしょ♪
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▲ではでは、腰周りです。まず、右平から。いや~やっぱり網なしは、圧巻ですな~♪流木町レポの時もお話しましたが、この地車の制作は、【絹屋】こと絹井楠次郎名工とものの本では、我らが開親子の作品と記載されておりますが、私個人の推測ではありますが、腰周りはどうも三代目黒田正勝師の作品ではないかと思われます。しかし、制作昭和9年と言われるこの作品に昭和6年に没している三代目が…???がたくさんつく非常に興味深い作品なのです!
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▲縁葛の「唐子遊び」も良く彫られて、良い作品です。しかし少し?がつきますが、開さんとは違うと思います。
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▲躍動感溢れる土呂幕は、九州征伐?でしょうか。。名作が光っております。
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▲左平も同様ですね♪
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▲こちらの土呂幕もGOOD♪この間合いが黒田の真骨頂ですね~
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▲そして、腰周り最後の正面も同じく名作のオンパレード♪特に、大連子の「加藤清正 四方田但馬守組討ち」は良作♪土呂幕は、三代目であれば、ここのみ!と思われる「川中島龍虎相打つ」ももちろん名作に数えられるでしょう♪
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▲清正!
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▲黒田一門のこういう何気ない情景にも注目してほしいですね~
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▲開さんも良く使う手法です!開さんの場合、三人くらい連なっている時があります♪
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▲あ~良いですね~こういうの大好きです♪
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▲そして、主役の龍虎ですが、この間合いと独特の雰囲気が正面に相応しい風格を兼ね備えていますね~
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▲後ろへ回って、見送り周り~
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▲摺り出し鼻は、改修され、松良同様で筒井嶺燁師の良作が入っていました♪ええ時期の筒井さんですね~
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▲見送り下は、上から唐子遊び・戦場風景?・波が配列されています。ここも黒田さんのように見えますね~唐子は開さんをはじめ黒田も十八番として、よく彫られています♪
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▲脇障子も三代目さんのように見えますね~
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▲そして~大脇ですが、開さんですね~♪
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▲こっちも開作品♪ええ感じですね~
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▲見送り内の方は、こちらも三代目さんであろう名作を中心に…
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▲現木下彫刻工芸さんの名作も♪流木で見た時、入ってたかな~?
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▲最後は、旧市上町の舜さんばりの騎馬武者♪
如何でしたか~?
以前、流木町で拝見させて頂いた時、三代目黒田さんと思われる作品がたくさん入っていたので、びっくりしたのを思い出します。
三代目黒田正勝師の作品は、大阪ではなじみが薄いかもしれませんが、皆さんもご存じの開正藤とは兄弟弟子で、名工二代目黒田正勝師を師に持つ名工なんですが、このお方が結構、謎に包まれた人物なんですよね~
しかし、ここ泉州では巨匠と呼ばれる木下舜次郎師の師として、あまりにも有名です。
この辺りの事は、また別に載せさせて頂きますが、地車に足跡を残す作品も岸和田市中尾生町や貝塚市馬場町など少ししか無く、師の作品は非常に貴重なものだと言えますね~
という事で、三代目黒田さんの作品については、あくまでも私個人の推測によるものですが、この高石大園に来た名作は、黒田&開のこれまた超貴重な代物だと言えます。

以前のレポ:「正藤&黒田の競演~流木町地車~」
http://blogs.yahoo.co.jp/n09261963kk/48204397.html

この見学に際し、関係者の皆様方には、大変お世話になりました。
また、本祭礼の合間にでも見せてもらいます♪
ありがとうございました。