イメージ 1

本日は、ちょっとまた間があいてしまいましたが、帝釈堂彫刻ギャラリー胴羽目シリーズ第三弾です♪

今日は、彫物師「加府藤正一師」の作品で「千載給仕の図」(提婆達多品第十二)のご紹介です。

この作品は、一枚の胴羽目なんですが、場面的には4分割になっています。
場面と場面を分けるのに上下を土辺で、左右を大きな木で分割してあるようです。

続いて、作品の概要を分割している部分と共にお話させて頂きます。

阿私仙(あしせん)という仙人が、「法華経」という尊い教えを持っていました。この仙人について私は千年の間、給仕のまことを捧げ、水を汲み、薪を拾い、果の実を採り、ある時には仙人の腰掛になりました。法華経を知りたいための修行でした。

分割しているのは、阿私仙が居る場面と水を汲んでいる場面、薪を拾っている場面、果の実を採っている場面の4分割になっています。ただ、仙人の腰掛の部分は無いような気がします・・・

それでは、写真を見て頂きましょう♪
イメージ 2

▲まずは、前回同様で、胴羽目上部の支輪・枡合・羽目板などです。羽目板は天女は他と同じの図柄ですが、今回は「笛を吹く天女」その上の十二支の部分は、「卯」のようです。ウサギの耳の折れ具合など、微妙なところですが、良い感じで彫られていますね。。すごいです!!下の笛を吹く天女も附木はあるんでしょうか?附木無しならば、なんと厳つい作品なんでしょうか!(汗)
イメージ 3

▲そして、ここもすばらしい四代目伊八師の作品です!何という波の形なんでしょうか!!ここまで、表現できるんですね。。(汗)
イメージ 4

▲アップで見ると凄さが分りますね~♪
イメージ 5

▲メインの胴羽目「千載給仕の図」です。
イメージ 6

▲はじめに言いましたが、このように4分割されています。。では、各部位をアップで見て頂きましょう。。また奥は、三層くらいになっているんでしょうか?
イメージ 7

▲仙人に付いて、水を汲みの修行をする場面です。もの凄い立体感ですね~人物と土部の間や腕と体の間など、深く彫られていますが、彫るのにも一苦労だったのではないでしょうか。。
イメージ 8

▲そして、仙人です。これも動きのある作品ですね。腕も今にも動きそうな筋肉の感じが伝わります。。
イメージ 9

▲木の実を拾っている場面です。籠や足元、木の枝などに注目ですかね。。
イメージ 10

▲最後は、薪を拾ってきている場面です。
イメージ 11

▲体と地面の間の部分とやはりこの薪ですかね。。すばらしいです!!
イメージ 12

▲最後は、加府藤正一作の刻みです。いや~ご馳走様でした♪

いかがでしたか?

今回の加府藤正一師の「千載給仕の図」も非常に、すばらしい作品でしたね。。

その彫物師さんが、生涯をかけた渾身の作品のような気がします。。

作品の完成度は言うまでもないですが、物語の分割も大きな木などを使って、うまく分けられ、見る者にも見易く考えられていますね。

本当に良い作品をありがとうございました。。

では、次回もお楽しみに~♪