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本日の柴又帝釈天は、帝釈堂と祖師堂(本堂)を結ぶ渡り廊下の紹介です。

ここ柴又帝釈天は、渡り廊下にもすばらしい江戸彫が入っています。

入っている彫物の内容はというと・・・

柴又帝釈天である題経寺の中興の祖である日敬上人が、行方知れずになっていた「帝釈天の板本尊」を本堂の改修時に、棟木の上から発見されました。

そして、天明三年のあの大飢饉が起こった時、日敬上人は災難に遇っている人々救うはこの時にありと、この板本尊を自ら背負い、江戸をはじめ下総の国の諸処を訪れ、不思議な御利益を授けたということです。

その後、江戸を中心とし帝釈天信仰が高まって、江戸時代末期に盛んであった「庚申待ち」の信仰と結びついて、「宵庚申」の参詣が盛んになったそうです。
 
それ以来、庚申の日を縁日として、大変な賑わいを見せ、見渡す限りの葛飾たんぼには提灯が続き、道には灯が揺れて非常に賑やかだったという事です。 
人々は帝釈天の本堂で一夜を明かし、一番開帳を受け、庭先に溢れ出る御神水を戴いて家路についたという事です。

その様子をこの渡り廊下の欄間に、所狭しとはめ込んでいるそうなんです。

では、少し前説が長くなりましたが、その作品をご覧頂きましょう♪
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▲人車の図
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▲中川の図
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▲立石の図
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▲立石の図のアップです。少し見づらいですが、人物の顔の部分の木取りなど、すばらしいものがあります!
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▲新宿の渡しの図
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▲遠近感が抜群ですね!
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▲新宿参道の図
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▲アップです。
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▲銚子講中参詣の図
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▲動きのある作品です。こういう作品は、話し声が聞こえそうな感じがします。
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▲加藤正春師の刻みです。
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▲中川釣りの図
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▲御神水の図 
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▲アップです。 
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▲城の図 
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▲アップです。この作品も遠近感が無茶苦茶ありますよね~どないして、ここまで・・・ 
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▲江戸浅草出開帳の図
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▲アップです。浅い彫りなんですが、この表情の豊かさ!!
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▲流行の図
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▲アップです。
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▲日敬上人江戸市街巡錫の図
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▲良いですね~
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▲江戸巡錫の図
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▲アップです。。
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▲庚申帝釈天出現の図
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▲日敬上人托鉢に出る
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▲アップです。後ろの田植えの場面が・・・凄過ぎます!!

日頃、こちらでは、人物ものといえが、武者ものか神話や中国故事辺りなんで、こういう現代故事的な作品は、あまり見る事はないんですが、何か惹きつけられるものを感じました。
そんなに奥行きの無い作品でしたが、彫物師の腕でしょうか。。非常に奥行きのある作品に魅せられました。。

彫物師さんは、先にご紹介した二天門で参加されている加藤勘造師の流れを汲む加藤正春師だという事です。

次回は、大鐘楼にいってみたいと思います♪