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岸和田祭りも明日の試験曳きを皮切りに、いよいよ始まりますが、今日はだんじりではなく、日曜日に新調お披露目が行なわれたました、百舌鳥八幡宮「赤畑町」ふとん太鼓台です。

赤畑町の先代は、昭和5年制作で、大工柏木福平師、彫師は【井波彫】川原啓秀師という数々の名作を生み出した名コンビです。

今回の新調は、その先代の彫物だけを残し、あとはすべて新調されました。

その真新しい太鼓台をじっくり拝見して来たんで、どうぞご覧ください♪
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▲まずは、全体ですが、白と金が基調の美しい姿見です。
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▲屋根周りです。太鼓台と言えば、この房を大きく揺らす醍醐味が堪りませんね。
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▲トンボは白。この端?の部分に赤畑の金文字が見えますが、最近このような細工が多いんでしょうか?何処も紋が入っていた所もありましたね。。
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▲ふとん締めも金色が眩しかったです。
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▲白と金の房です。中は、赤でした。これが揺れると白金赤のグラデーションがまた綺麗んでせすよね~
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▲精巧なふとん台の金具です。
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▲泥台ですが、シンプルなんですが、非常に木の色目がきれいでした!
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▲続いては、拘りの幕です。梶内製だとお聞きしました。私がよく見る太鼓台や屋台の幕では、龍があると大抵向き合っているものが多いんですが、ここ赤畑町のは、一方を向いた龍が4匹居ます。
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▲それも龍の持っている珠の色が全て違います。内訳は北の玄武(守護色は黒)、西の白虎(守護色は白)、南の朱雀(守護色は赤)、東の青龍(守護色は青)という拘りの逸品です。
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▲そして、正面ふとんにある黄色の珠を持つ龍ですが、黄色は何やったかな?たしか、月の色でしたか?月見祭だけに。。。違ったら、ごめんなさい・・・(汗)
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▲また、高欄部分の四隅にも龍の金具が施され・・・
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▲こちらにも先ほどの幕と同じように色違いの珠を持っています!良い細工ですね~
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▲そして、彫物ファンお待ちかねの部分です!彫師は、淡路や播州でも数々の狭間を彫っている啓秀さんの秀作で、材質は黒檀です。
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▲まずは、啓秀さん独特の木鼻です。相変わらず、魅了させますね~
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▲という事で、もう少しご覧頂きましょう♪この辺りも啓秀さんの場合は、木鼻の唐獅子がひとつのタイプであったりのパターンもありますが、個人的にはこのタイプが好きです。。
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▲そして、狭間の前に虹梁ですが、富士の巻狩りの統一で、見応えあるものばかりです。啓秀さんの富士の巻狩りは、案外珍しいのではないでしょうか?まずは、「仁田四郎忠常猪退治」です。迫力のある猪は圧巻ですね!
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▲続いては、「源頼朝本陣褒賞の場」です。
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▲「狩場風景勢子の活躍」ですね~いい感じの作品に釘付けでした。。
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▲「頼朝公鹿を射る」です。これも最近だんじりの彫物では見掛けますが、この時代では珍しいのでは??
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▲そして、虹梁の余韻覚めやらぬ間に狭間にいってみましょう♪まずは、啓秀作では、お馴染みの「神功皇后応神天皇平産す」です。啓秀さんといえば、この作品はかなりの数を彫られていると思いますが、ここのは丁寧さというか、黒檀だからかきっちり彫りあげられている印象を受けました。。新調時の完成度が伺えますね!
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▲続いてもお馴染み「曽我五郎大磯驀進」の名場面です。これも檜など場合、馬を曳く引き綱が折れていたりするもんですが、さすが黒檀ですね~
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▲傍らには、柏木製の刻みがありました。
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▲続いても啓秀さんのお馴染みですが、「楠公子別れ櫻井の駅」です。ここもよく見るタイプより雑兵の数が少し多い気がします。陣幕から覗く雑兵もお馴染みですね!
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▲そして、狭間最後の面は、啓秀さんでは、珍しい「敦盛呼び戻す熊谷次郎直実」です。よくある意匠ですが、波などの周りの情景も抜群に良いですね~
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▲奥板の敦盛公です。この奥も抜群ですね!
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▲動画です!

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いかがでしたか。。 新調した部分については、龍に持たせる珠などで守護色を配すなど拘りがあり、またそこに先代より継承された啓秀さんの作品が堂々と据えられており、見る者を飽きさせない作品でした。まだまだ、太鼓台も勉強中につき、色々な方々にご指導頂きながら見学させて頂いています。 「もっとこんなとこが良いのに・・・」という部分もあると思いますが、どうぞご容赦頂きますよう、よろしくお願い致します。 また、この日いろいろご指導頂きましたこの場をお借りして厚く御礼申し上げます。 先代太鼓台を制作して80年目の新調ということで、この太鼓台も80年100年と大事にできますよう、お祈りいたしております。 本番もまだまだ暑い日が続くと思いますが、どうぞ勇壮な祭りを期待しています。 機会があれば、見に参上させて頂きますので、その節は、よろしくお願い致します。