
GW中の5月4日は、熊取小垣内新調を見に行った後、貝塚、寺門と徐々に北上していきました。という事で、小垣内に続いては、貝塚「三ツ松町地車」修理入魂式の様子を少し見に行きました。メインのローソン前は、すごいギャラリーやったので、一本上側でゆっくり見物させて頂きました。その後、少し休憩中に地車本体も見学させて頂きました。ここ三ツ松も拝見した事が無かったんで、一度見てみたいと思っていたところに、この入魂式はラッキーでした。三ツ松地車は、平成17年新調で、大工【大下工務店】、彫り師【木下彫刻工芸】の名コンビで、この世に送り出されました。 それでは、ご覧ください。

▲まずは、当日の曳行風景からです。




▲それでは、ここより休憩中に少し拝見した地車本体です。まずは、姿見より。

▲主屋根平周りの様子です。大きく採られた枡合は、二重枡合になっており、隅出す・横槌もかなり凝ったものになっています。

▲その隅出すです。前右「神武天皇東征」、前左「日本武尊野火の難」、右後「神功皇后三韓征す」、左後「神功皇后応神天皇を平産す」になっていました。この場所に、こんなけの彫り物を入れているのは、なかなか見る事は無いですね~

▲そして、一部ですが、横槌の写真です。写真は、「児島高徳 櫻木に和歌を詠む」です。

▲続いて、枡合ですが、正面「桶狭間の合戦」、平右は「義経 景時逆櫓争い」、平左は「楠公子別れ 櫻井の駅」、主後は「日吉丸 小六 矢矧橋の出会い」で、平部分は、二重枡合となっており、上部平右は「櫛稲田姫」、平左は「大国主命 国譲り」でした。という事で、隅出す・二重枡合上部は、神話物でした。また、枡合は、統一物ではなく、各戦記物の名場面が入っていました。車板には、「天の岩戸開き」でした。

▲後屋根周りは、車板:「素盞鳴尊 八岐大蛇退治」。枡合正面は「富士川の合戦 藤吉郎の初陣」、平右「安芸の宮島 弁財天神体現す」、平左「新田義貞 稲村ヶ崎宝投を奉ず」です。二重枡合上部は、平右「伊奘諾尊 伊奘冉尊(国産み)」、平左「大国主命 因幡の白兎」でした。

▲高欄合は、「曾我物語」という豪華なものになっておりました。

▲いよいよ、腰周りです。写真的には、日差しの加減で見辛いですが、ご了承ください。まずは、右平から縁葛「清盛布引の瀧遊覧」大連子「壇ノ浦の合戦 義経八艘飛び」小連子「宇治川の合戦 先陣争い」土呂幕「八幡太郎義家 安倍貞任を討つ」です。この右平は、源平物で統一されていました。

▲まずは、縁葛に「布引遊覧」は、稀ではないでしょうか?あとも「八艘飛び」、「先陣争い」と名場面が、狭い空間にうまく収められていました!

▲土呂幕も良く彫られた八幡太郎義家が居ました。周りの松などの木々なども細かく彫られ、制作も時間掛かったんではないでしょうかね~

▲続いては、左平でこちらは【太平記】の統一です。縁葛「後醍醐天皇隠岐より還る」、大連子「四条畷の合戦」、小連子「楠木正行 如意輪堂の場」、土呂幕「湊川の合戦」です。

▲こちら左平も【太平記】の名場面ばかりです。木下さんところで、よく入っている「隠岐より帰る」や大パノラマの「如意輪堂」など、ジッと見入ってしましました。

▲土呂幕は、湊川の壮絶な躍動感のある大楠公の様子が、彫られていました。

▲腰周り最後は、正面で戦国時代ものですかね?縁葛「高松城水攻め」大連子「本能寺の変 信長の最期」小連子「尼崎の難」土呂幕「川中島大合戦 信玄謙信の一騎討ち」です。

▲連子部分は、開さんもよく彫った「高松城」、舜さんを見本とした「本能寺」や地車彫り物の定番中の定番である「尼崎の難」など安心して見れる題材が多かったです。

▲そして、そして正面土呂幕には、木下さんの十八番である「川中島」の名場面です!洗練されていますよね~

▲続いて、見送り付近ですが、比較的源平物が多かったです。写真は、物見が右「那須与一 扇の的」、左「平影清 錣曳き」とすごい題材が彫られていました。見送り虹梁は、「須磨寺の高札」脇障子物見は、「常盤母子 吉野落ち」でした。

▲見送り下腰周りも非常に良く彫られていました。写真は、縁葛右で、「正成公の秘水」、連子右「加藤清正新納武蔵守の血戦」、水板「青龍」でした。

▲そして、見送りも木下彫刻工芸さんの力作である「一ノ谷の合戦」です。この大脇も厚みがあり、非常に彫り込まれていました。

▲見送りセンターの武蔵坊弁慶!馬の馬体等も躍動感があり、動きのある作品ですね~

▲最後は、木下さんの一ノ谷では、十八番といってもよい敦盛公!
▲それでは、動画も撮ったので、見て下さい!まずは、やりまわし♪
▲そして、最後のダッシュです♪
いかがでしたか? 三ツ松地車は、初めて拝見しましたが、私たちの年代では、やはり先代の印象が凄く残っていて、どうしてもあの印象から入ってしまうのですが、この現地車も言わずと知れた平成の名コンビ大下&木下の名地車だと思い知らされました! 本当なら、もう少しジックリ拝見してみたかったんですが、たくさんのギャラリーに囲まれており、ちょっと無理でした。また、いつかゆっくりと拝見出来る機会があれば、いいな~と思いながら、次の場所へ移動しました。
