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河内長野高向地区紹介も最後の一台となりました。
最後にご紹介させて頂くのは、下・中とくれば、上ですね。という事で、高向上地車です。
高向上は、明治30年、住吉の「大佐」から350円で購入とされています。高向地区は3台すべての地車が「大佐」製という、今となっては非常に貴重な地区と言えますね。
彫り物もすでにご紹介させて頂いた下・中と同じく名匠【小松一門】の手によるもので、すばらしい作品ばかりなんです。
それでは、ご覧下さい。
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▲まずは、姿見より。下・中とほぼ同じ形式ですが、出人形があります。また、拝懸魚には、上だんじりとしては定番である「朱雀」です。このタイプでは珍しいんでは??獅噛は、口元が赤金さん風の名作ですね。
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▲車板には、定番の「青龍」、虹梁は【富士の巻狩り】より「仁田四郎 猪退治」です。
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▲そして、後より。拝懸魚には、シンプルな「松に鷲」ですが、九代目さん風ですね。あと獅噛は、前の物とは少し感じが異なりますね。。
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▲車板は、上だんじり特有の大きく取られた「牛若丸 弁慶五條大橋の出会い」です。
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▲少し前後しますが、隣懸魚の「青龍」もええ感じです。また、木鼻も味わい深い良い作品でした。
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▲木鼻ちょっと気に入りましたので、連ちゃんです。そして、一番上でお話した正面の出人形「猩々舞」ですが、新調当時から、付いていたのもなのでしょうか??
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▲平の枡合「牡丹に唐獅子」虹梁「竹に虎」という定番物ですが、これがかなり凝った名作でした!
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▲内虹梁も「牡丹に唐獅子」です。
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▲脇障子は、【中国列仙伝】より、左「通玄」、右「蝦蟇仙人と鉄拐仙人」となっています。この手の作品は、目を見張る名作ですよね。。
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▲続いて、縁葛ですが、ここも下・中と同じく「源平盛衰記」の一の谷を中心とした名場面が入っておりました。
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▲この縁葛。。大佐製では、かなり拝見してきましたが、大佐のこのタイプには、「これが定番!」といったようなもんなんでしょうかね~個人的には、お気に入りです。
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▲泥幕は、定番の武者物ではなく、「牡丹に唐獅子」でした。
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▲台木には、鯉があしらわれ、先は波頭タイプでした。
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▲旗台は、お馴染みの「力士」です。
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▲ちょっとアップ過ぎて分かり辛いかも知れませんが、擬宝珠の金具にあしらわれた唐獅子です。
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▲そして、彫り物メインの三枚板です。この図柄は初めて見るのではないでしょうか?【源頼光と四天王】より「源頼光 鬼同丸を誅す」です。これも頼光と四天王の武勇伝のひとつですね。
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▲隅障子も良いですね~
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▲続いても【源頼光と四天王】からですが、これは皆様お馴染みの大江山より「頼光と四天王 大江山の鬼退治」の道中場面ですね。これまた、彫り物の出来もそうですが、意匠が良い感じですね~隅障子は、山伏さんですな。
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▲そして、最後正面は、大江山の名場面!「頼光四天王 土蜘蛛退治」です。真ん中に土蜘蛛が居るんですが、ちょっと見辛いですね。しかし、これまた意匠も抜群で、名作ですわ~私、この大江山の彫り物が大好きなんですわ~
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▲アップです!

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いかがでしたか。 下・中と同じく【小松一門】が繰り広げる名作の数々が目白押しでしたね。 三枚板の【源頼光と四天王】も意匠をはじめ抜群に良かったですが、小屋根拝懸魚の鷲や車板の五条大橋なども逸作でありました。 これで、高向地区すべてご紹介させて頂きましたが、この二度とお目見え出来ないであろう見学会という事で、拝見させて頂く方も随分、興奮してしまい、コンタクトを落としてしまうというアクシデントもありましたが、何とも充実した時間を過ごさせて頂きました!(笑) 関係者の皆様には、改めて感謝致します。。