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まだ、今年の祭礼にて見学させて頂いた所がたくさんあるんですが、編集に手間取り、なかなかアップできませんが、春から始まった平成21年の祭りは、すべて終了したので、今年拝見した作品をぼちぼち紹介させて頂こうと思っております。ちょっと見た時期は、前後するとは思うのですが、私の気になる作品をアップして行きます。
今回は、春まで遡り、淡路壇尻をご紹介します。
伊弉諾神宮氏子内の「大町下壇尻」をご紹介させて頂きます。ここの壇尻は、祭礼中では無く、準備の最中に拝見させて頂きました。準備の最中に、押し掛けたのには訳がございまして…(汗)
そう。。皆様、大体察しはついてはると思いますが、崇拝する開正藤師の作品なのです。
それも材質が黒檀で、師が脂の乗り切っている昭和4年制作で、大工は大歳茂平という豪華さです。
それでは、すばらしい開さんの作品をご覧下さい。
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▲姿見です。ちょうどお邪魔した時は、試験曳き?コマの動きを点検しているようでした。
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▲屋根周りです。布団などは、きれいですね~幕には、「カンケツ童子」が見えますね~
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▲それでは、屋根周りです。組み物周りも力士に鴉天狗、隅の獏?象?も抜群ですよね~
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▲何処もすばらしいですな~
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▲続いて、木鼻ですが、これもいつもながらの出来栄えです!しかし、一匹物ではありませんが、二匹物というのも珍しいですね~ちなみに、三匹物は結構ありますけどね~
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▲すべて二匹物で、阿吽の形になっています。
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▲「藤吉郎小牧山の樹木を算う」「清洲城割普請」ともう一つは何でしょうか?
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▲そして、いよいよ狭間の紹介です。材質は、淡路ではお馴染みの黒檀製です。
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▲まず一面目は、十八番の「鶴岡八幡宮放生会」ですね。
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▲開さんもこの図柄は数々彫られていますが、相変わらずの名作ですよね~開いた傘に、源氏の紋である「笹竜胆」も描かれています。
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▲灯篭の上に、逃がした鶴も舞っています。
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▲硬い黒檀にして、この刻みは、すばらしいですね。
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▲鶴こっちの写真の方が、わかり易いですね。それと開さんの刻みです。 
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▲頼朝さんのアップです。 
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▲続いての面ですが、開さんで言えば、「梶原景季 箙の梅」か、生穂中組によく似た意匠がある「姉川に火花を散らす木村又蔵」辺りでしょうか? 
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▲どちらにしても名作には変わりないですよね。 
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▲ここも松の枝振りが、すばらしいです!
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▲そして、泉州ではお馴染みですが淡路では珍しい「巴御前の奮戦」です。同じ意匠が堺の百舌鳥八幡の南陵町に跡目正珉師作でありました。
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▲開さん特有の優美な巴御前に釘付けです!(笑)
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▲最後は、これまた十八番の「安宅関 弁慶義経徴打す」です。この下の虹梁は、写真撮れなかったんですが、「日吉丸 矢作橋小六との出会い」でした。
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▲どうですか!黒田の流れを汲む雰囲気を持つすばらしい意匠ですよね!惚れ惚れしますな~
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▲今にも動き出しそうな感じです。
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▲弁慶と義経!
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▲最後は、黒田のお家芸とも言える、話し声が聞こえてきそうな従者たちに、感動です!!

淡路一宮「伊弉諾神宮」を代表する大町下壇尻は、いかがでしたでしょうか。
この昭和初期には、開さんは跡目正珉師と共に、だんじりや壇尻、太鼓台の作品を量産しますが、どれもこれも名作ばかりなんです。
ここ大町下も十八番の「鶴岡八幡宮放生会」にはじまり、「安宅関 弁慶義経徴打す」や狭間では珍しい「巴御前の奮戦」などを織り交ぜ、見る者の目を釘付けにしております。
ここ「伊弉諾神宮」の祭礼日は、確定しているので、なかなか拝見する事が出来ないのですが、この日は、たまたま祭礼準備の日に巡り合い拝見する事ができました。いつか休日に祭礼日が来た時には、ぜひ見に行きたいもんですね~
大町下の皆様には、祭礼準備中にも拘らず、快く撮影させて頂きましたことを遅ればせながら、厚く御礼致します。