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南之町ファンの皆様、お待たせしました。
ちょっとひとつの記事に纏めようと思ったんですが、長い年月掛けた町会・大工・彫師の皆さんの集大成の大作であり、記念誌撮影の網なしの良い条件で撮影させて頂きましたので、どの写真を使おうか迷いに迷いました。入魂式の際も掲載させて頂いたんですが、その分差し引いても、結局二部構成でドド~ンと見て頂こうという事で、今日は、その第一回目の姿見と諸々を掲載させて頂きます。
それでは、平成の名コンビ大下工務店&木下彫刻工芸の苦心作をご覧下さい!
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▲まずは、姿見より。先代より継承された軒唐破風が、眩し過ぎますね~平成を代表する軒唐ですね。この引いた写真からでも彫り物の凄さが感じられます。そして、地車の高さは、以前もお話ししましたが、町名と同じく3,73m(ミナミ)という凝りようです。けど、ようそんなことしましたよね~(汗)
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▲そして、平の姿見とボリュームが感じられる斜め後よりです。大屋根周りも厚みが感じられますね~
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▲大屋根懸魚には、四獣神の「朱雀」「玄武」が配してありました。あとの二獣神については、平の枡合の上部にあります。
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▲小屋根懸魚は、阿波の玉取り姫であり、岸和田型の地車では珍しいのでは?見難いですけど、この姫の横には、追いかける龍が隠れています。
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▲そして、大屋根隅出すには、薬師寺東塔の「水煙」を想わす「飛天」と定番の「獅子の子落とし」、「鯉の滝登り」の縁起物がありました。
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▲小屋根は、源平物で、「真田与一、俣野景久組討ち」「頼朝朽木隠れ」です。旧市沼町にもあったんではないでしょうか。個人的に、この隅出すの朽木隠れは、好きですね~
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▲そして、ここにも見れば見るほど繊細な作品やな~と思わす、木鼻です。ちょっと触ったら折れそうな感じのものばかりです。(汗)また、氏神の鈴の宮に因んで、各所に鈴の細工が見られ、ここにも鈴を持った獅子が…
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▲そして、いよいよ枡合に入って行きますが、まず正面には、「天兒屋根命 神鏡を以って怪異を顕す」です。氏神である「鈴の宮」蜂田神社のご祭神「天兒屋根命」に纏わる図柄です。その昔、この辺りを治めていた蜂田連は、天兒屋根命が祖先という事を聞いた事があります。この図柄で有名なのは、何といっても岸和田大町の先代で現大和地車の二代目高松彦四郎の土呂幕でしょうか。。
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 ▲両平では、「大国主命 国譲り」は、せり上がった雲に乗る「天穂日神?」の部分を見た時は、黒田系の彫り物やな~と感じました。「黒田系やな~」と感じた二か所ですが、左上の写真は、泉州では貴重な三代目黒田正勝師の作品が入る岸和田「中尾生町」の枡合です。神功皇后の部分が、先ほどお話しした部分ですね。あと、南之町の神功皇后の場面では、現地で「ひろたみくん」と話してたんですが、土の縁部分に、何か所も穴が開いた細工がありますが、これも黒田系の太鼓台や屋台狭間には、よくある細工やな~と感じるところでした。
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▲また、枡合上部の下がりの部分には、中部地方の山車にも見られる「蛤の夢見」という蛤が汐を吹く姿を現した図柄が入っています。こんなん初めて見ましたわ~
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そして、少しとびますが、勾欄合には、「二十四孝」があり、これもなかなかの秀作でした。
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▲左上の写真は、地車内部ですが、普段ではあまり見えない部分に、この小槌ですかね?先代の番号持ちは、ここに鼠がいましたよね。関係あるのかな??ここも見え難い場所ですが、旗差の裏には、朱雀でした。旗台は、「宝尽くし」が見事に刻まれていました。
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▲これも以前ご紹介しましたが、竹の節の「鈴持ち唐獅子」です。しかし、豪華ですよね! 
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▲ちょっと、飛びますが松良です。右で、「神武東征」です。良く考えられた意匠に、暫し釘づけでした。 
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▲こちらも秀作の左「天の岩戸」です。ここも細かい細工がしてあるので、曳行の際には、お気を付け下さいませ! 
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▲腰回りは、次回に置いといて、圧巻の見送り部分です。ゴツイでしょ?!(汗) 
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▲全身彫り物だらけですね。しかし、このアングルは、壮観です!特に、暴れ狂う玄界灘にて、死闘を繰り広げる日本軍と元軍、そしてそこへ四天王、八百萬の神が加勢する天地入り乱れた様相を各部位連動させた、超大作に仕上がっています。隙間も無いくらいに計算され尽くした大工さん・彫師さんに脱帽です!
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▲この龍も贅沢な感じですね。
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▲見送り天井にも龍が…龍暴れすぎって、感じですね!(汗)
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▲摺り出し受けの四天王とここにも龍が居ましたよ!
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▲そして、大下さんの傑作です。筥崎八幡宮です。ここまでくると、ほんまもんですね~
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▲境内には、松も生えてました!
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▲一体、何人の兵隊が乱れているのか??見送りに、何人入っているんでしょうか?今度、数えさせてもらおうっと!(笑)
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▲沈没する船にしがみつく元の兵隊さん。雰囲気出てますね~特に、波しぶきがリアルですわ~
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▲ここにもリアルなもんが彫られていました。爆裂弾が破裂した瞬間ですな!
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▲そして、以前にも紹介させて頂いた見送り下の唐子遊びの部分ですが、今回はちょっと細かい部分のアップ集です。
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▲赤ちゃんの顔も…
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▲高松一門を感じさせる丸々と越えた鶏です。この鶏が好きなんですよ。。
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▲最後は、金魚です!!(汗)
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いや~、姿見と屋根周り、そして見送りとちょっと間、口開いたまま状態でしたわ~ こんなけ、細部に気をつけられた作品には、なかなかお目に掛れません!また、所々に黒田一門の息吹を感じさせる部分に、木下さんの益々、研ぎ澄まされた域に入られた感じがして、息をのむ作品群に、釘づけでした! 第二弾では、金網なしの腰回り部分の紹介です。これから編集しますね!(汗)