
平成21年の新春第2弾の記事は、昨年の舜さん事「木下舜次郎師」に続き、久しぶりの「彫師名鑑」を掲載させて頂きます。第2弾は、ただ一台の彫り物責任者が、岸和田市筋海町地車で有名な「西本五葉」師をご紹介させて頂きます。 五葉師は、本名:西本榮次郎と言い、明治20年堺でお生まれになったそうです。父は、皆様ご存知の旧市藤井町先代・春木南先代などの責任者であった西本舟山師であり、父舟山につき、彫刻の修行をしていたと思われます。また、五葉師は、「老猿」等の作品が教科書に出てくるような有名な仏師であり、彫刻家の「高村光雲」師か、その弟子の「山本瑞雲」師にも師事し たという事と武術を嗜まれていた経験で、その作風は、光雲の「老猿」を見るように、武者や馬の描写が、非常にリアルな作品であり、筋海町の作品が、その事を物語っていますよね。 昭和18年10月8日吹田において57歳の若さでお亡くなりになったという事が、「だんじり読本」にも記されておりました。 それでは、筋海町の五葉師の作品をご覧ください。

▲松良の弁慶の勧進帳でありますが、弁慶の勧進帳を詠む感じなど、良く出てますよね。

▲続いて、見送りの真田信繁ですが、馬の体などもすばらしいですね~

▲そして、あまりにも有名な大脇です。顔がリアルです。

▲反対正面に、廻って、木村重成だと云われている作品です。これも馬の嘶く姿や振りかぶる刀なども良く彫られていますね。抜群です!

▲見送りの「千姫救う坂崎出羽守」何とも言えない出来ですね。見得きりも良いです!

▲そして、名作の「国松君背負う後藤又兵衛半田寺山にて家康の棺桶に日本号を突き入れる」です。いつ見ても痺れますよね~

▲ここで、お父さんの西本舟山師が刻んだ筋海町先代の熊取七山地車の土呂幕です。この地車も五葉師が助をやっていると聞きます。

▲再び五葉師の筋海町土呂幕正面の作品です。人物の槍の持ち方や馬の表情等は、もちろんの事、鞍や鐙まで、非常にリアルに刻まれていますよね~まさに、芸術ですね!

▲最後は、当ブログには欠かせない後藤又兵衛&国松君のアップをご覧ください!

▲追加画像で、「熊取五門地車」の連子です。顔は、舟山さんと思うんですが、仕上げがやけに精密なんですよね~仕上げは、五葉さんかも?
いかがでしたか?
筋海町地車には、我らが開正珉師や野村正氏(一元正)などの名匠も加わっていましたが、両名とも「五葉先生」と呼んでおり、叱咤激励をされておったと言う事も「だんじり読本」に記されておりました。
この事柄で、当時の名匠が五葉師を尊敬の念で見ている事が、判りますよね~
しかし、五葉師責任者のだんじりが、筋海町一台では無く、他にも見たかったっと思うのは私だけでしょうか?
筋海町地車には、我らが開正珉師や野村正氏(一元正)などの名匠も加わっていましたが、両名とも「五葉先生」と呼んでおり、叱咤激励をされておったと言う事も「だんじり読本」に記されておりました。
この事柄で、当時の名匠が五葉師を尊敬の念で見ている事が、判りますよね~
しかし、五葉師責任者のだんじりが、筋海町一台では無く、他にも見たかったっと思うのは私だけでしょうか?