何となく始まりの予感の優風が彼の頬を撫でる昼下がり、
生まれて、育って、実って、消えてく4つの季節のうちで、
生まれていく季節が近いのをワクワクしながら感じていた
すべての物語がまた小さな産声を上げながら世界を創っていく
楽しいことも辛いことも、希望や後悔も、自分の中に受け入れながら妥協や消化に救われて顔の小さなしわになって行くんだ
誰かが唄っていた歌のように、
そのしわは出来るなら笑顔の産物であってほしいから。
透き通る涙はきっと、感情で味が変わると彼は思っている
感動で流せる涙の先に、
きっと新しく優しい自分が右足を踏み出せる気がするから。
どんな形でも始まっていくこれからの時間の中で、
きっと気づいていけるあなただけの眼差しが誰かの想いを癒し、守って行く強さに導かれて
周りを照らしていく笑顔になって行きますように。
誰もいない公園の砂場に残された崩れかけたお城のような、
そんな今夜の月が雲に隠されませんようにって、そっと彼は願っていた。
(いつも画像をお借りしています。)
