彼は今日、街の中で泣いている人を見かけた
子供ならともかく大人になって
人前でなかなか泣き顔は見せないものだけど、
やっぱりそれでも流れる涙には
よほどの理由があるんだろうな。
そう思ったのと同時に、
何だかそんな素顔を見せられる強さに
何だか少し嫉妬した自分もいたんだ
人以外の生き物は、当たり前のように感情を隠したりしない
良いも悪いも含めて、ありのままを曝け出して生きている
好きならじゃれ合うし、
嫌いなら喧嘩しちゃう。
それはきっと人の社会ではなかなか許されないことかも知れないけれど、
それが出来ない時間にいつかみんな
心が疲れてしまってる気がするんだ
誰かを羨んだり嫉妬したりするのは、自分を認めてほしい裏返し。
成りたくてもなかなか成れない憧れの未来予想図に、一番悔しいのはきっと自分自身なんだから。
情け無い週末には、
また一つずつレンガを積み重ねるように想いを重ねていく彼がいる
それでも信じていく明日のために、次の感情に溺れて行く
そんな彼を見て、
もっと自由に生きて行けたらいいのに。ってきっと彼らは笑っているんだろうな。
そんな毎日だ。
あなたもそこに息づいている。
だからこその幸せを願って、
今日をちょっとだけ変えて行こう。
誰も知らない新しい世界にその一歩を踏み出して行こう。
そして思い描く本当の自分に彼らを重ねて、いつかきっと辿り着きたい。
捜していた笑顔は「今のこの姿なんだ!」って、ね。