2月24日、国立2次試験前期日程の前日。
朝から暖かく穏やかな日だった。
長男君、埼玉県から昨日受験地入り。父も同行2日目。
受験する国立大学は、本日、受験生の下見で構内立入り出来る時間を13時~16時としていたため、午前中は下宿の下見。
人気のある物件だったので、キャンセル待ちの5番目で予約。
例年、合格発表の日にたくさんキャンセルが出るとのこと。
その後、電車で4駅ほど移動し、受験する学部のあるキャンパス最寄り駅へ。キャンパスはそこからバスで10分程の距離。
長男君 「 歩いてみたい 」
急遽大学まで40分程歩くことに。復路も歩きとなり、往復80分。![]()
共通テストの自己採点からの心の変遷を切々と話した長男君。その後、高校入試に失敗した時から現在にいたるまでの思ってきた事、家族で家族旅行した時の話、九州の祖父や祖母の話、父や母の学生時代の話など、道すがらずっと歩きながら話した。
ああ、この子は、こんな事を考えて、思って生きてきたんだ。
小春日和の遠方の地で、息子の心に触れることができた。ような気がした。
父 「 受かればいいな 」
長男君 「 うん 」
その後、駅で別れ、彼はホテルに戻り勉強、父は思いがけず縁が出来たこの街を散策。
海に面したコンパクトな美しい街だ。
父と母は当初千葉大学の受験を断念する事に反対した。
あんなに彼が行きたかった大学なので、チャレンジしないであきらめるのは将来に禍根を残すのでは。という心配があった。
彼は悩みに悩んだ。そしてやはり千葉大学にチャレンジしようと一度は思ったようだ。
ある夜、「お父さんは受験する大学を決めた時、どんな気持ちだったの?」と長男君が聞いてきた。
そういえば、僕のその時代はインターネットも無く、大学のパンフレットくらいしかまともな情報も無く、ただ、大学のある場所が豪雪地帯で、パンフレットにそんな大学生活の情景が紹介されていて、そんな場所で暮らしてみたい、そう思ってからは、その大学で勉強して、行ったことも無いその土地で暮らすことに恋焦がれていたことをふっと思い出した。九州から遠く離れたそこは第2の故郷になった。そして、その大学での4年間は、僕の一番自由で楽しかったかけがえのない時代となった。
「 大学、迷っているのか? お前が、そこで暮らしてみたい、その大学で学んでみたい、そして、その大学の事を好きになれると思うのなら受験してこいよ 」
そんな言葉が出るとは自分でも思わなかったが。そして結果的に長男君は第一志望を変えて、今日、この場所に二人で来た。
いい場所だ。
合格して欲しい。そして、この場所で生きて、新しい友達を作り、恋をして、大人になって、青春の思い出を。作ってほしい。振り返った時に悔いのない大学生活をしてほしい。
いよいよ明日は、国立大学受験。
頑張れ長男君。
頑張れ受験生諸君。
頑張れ保護者のみなさん。
桜のビールで合格祈願。おやすみなさい。




