4月22日(土)、翌日TOEICを受験するために次男坊が帰宅していました。

 

夜23時頃、母様はソファーでうたた寝。

 

次男坊 「 父さん、ちょっといい?話があるんだけど。 母様から何か聞いてる? 」

 

父 「 何も聞いとらん。 」

( ほんとは母様から全部聞いていました・・・チーン )

 

次男坊 「 大学行かなくていいかな? 」ショボーン

 

父 「 駄目だ。 」

 

次男坊 「 俺、M資源機構に就職するから。 」プンプン

 

父 「 駄目だ。 」

 

次男坊 「 何で? 」

 

父 「 びびって、受験から逃げているからだ。 」

 

次男坊 「 ・・・ 」

 

父 「 お前、インターンシップに行って、M資源機構は転勤ばかりで生活が大変だから、大学行って、公務員試験受けて、国土交通省入って、地方整備局に入るっていっとらんかったっけ? 」

 

次男坊 「 国土交通省入ってもダムでははたらけんかもしれんから、やっぱりM試験機構に就職しようと思う。 先生にも伝えた。 」プンプン

 

父 「 何、管まいとんじゃ? ほんとの事を言わんかい。 受験にびびっとるだけだろが? 」ムキー

 

次男坊 「 ・・・ 」

 

父 「 ファイターズ(次男坊の少年野球チーム)の時も、お前たち、大事な試合で3回も最終回に逆転負け、あん時も全員びびっとった、何も変わっとらんな。 全部エラーで負けた。 」

 

次男坊 「 中学の時もだった・・・ 」

 

父 「 M資源機構に就職? お前、社会人舐めすぎ、M資源機構に失礼じゃろ? 俺が面接官だったら、そんな奴、絶対採らんばい 」

 

次男坊 「 ・・・  」

 

父 「 何であの時負けたか分かるか? 」

 

次男坊 「 ・・・ 」

 

父 「 野球だからだ。 」ムキー

 

次男坊 「 は? 」

 

父 「 だから野球は面白い。 ドラマティックだ。 決勝戦、最終回7回裏、2アウト、満塁、1点リード、ビビらん奴はおらん。ヒットでも、エラーでも負ける。小学生、ビビらん奴はおらん。 」

 

次男坊 「 ・・・ 」

 

父 「 お前はどうしたい。将来どうしたい。 」

 

次男坊 「 ダムで働きたい。 」

 

父 「 小学生の時からM資源機構が目標だもんな。 」

 

次男坊 「 研究室の課題が多く、編入試験の勉強がはかどらない、編入試験の最中に定期テストも一週間ある。Y大学の筆記、K大学の面接、O大学の口頭試問、何をどうやっていいのかわからない・・・」

 

父 「 お前、全部完璧にやりたい性格だからな。 無理無理、全て両立できる訳ないやろ。 で、受験すっとばして、M資源機構就職かい・・・ 優先順位もつけれん奴のどこが成人じゃ・・・ 」ムキー

 

父 「 筆記試験苦手だから、推薦取れるよう、こつこつと学校の授業を頑張ってきたんだろ? そして4年生の最終成績で結果を出した。お前の描いたストーリー通りじゃん。 どう戦えば、一番勝つ可能性があるんか考えてみろよ。 」ウインク

 

次男坊 「 Y大学の受験はやめる。 」ショボーン

 

父 「 おう、研究室と定期テストはどうするよ? 」

 

次男坊 「 編入試験の勉強を優先させてもらうよう先生に相談する。」ショボーン

 

父 「 おいおい、先生も困るぞ、そんな相談。 父は了解するけど、先生には相談するな。 とりあえず、そう! 編入試験最優先。他は卒業できるレベルまで手を抜け。それでいい。先生もそんなの察してくれる。はず。」ニヤニヤ

 

次男坊 「 わかったそうする。 それからK大学からO大学に推薦を変更し、O大学推薦試験1本に絞る。 」口笛

 

父 「 おいおい、それはO大学舐めすぎだろ? 研究室訪問にK大学行ったの忘れたんか? 」滝汗

 

次男坊 「 K大学の推薦の口頭試問には、土木工学専門以外に、数学、物理、化学が出る可能性があるんで、専門の口述試験のみのO大学1本に絞る。行きたい研究室もあるので・・・ 」

 

父 「 おいおい、冷静に可能性を考えろ? O大学の推薦試験って昨年度まで実績無いから、過去問や先輩からの情報もらっての対策打てないんだぞ?そこ一本に絞るって大丈夫か? 」

 

次男坊 「 ・・・・・・・・・ 」えーん

 

父 「 そもそも高専の土木屋を編入の推薦で取りたいって、どういう大学側の意図があるか分かるか? シンプルに考える。一般教科で偏差値の高い子は1年生から通常の大学入試で入ってきているので、高専の編入生に求めるのは、土木偏差値の高い子。土木を愛する、尖った学生。そんな学生、絶対お前が全国No.1だぞ。小学生の時からダムを愛し、土木を愛し、面接をして、お前の土木愛が伝わらなかったら、そんな大学、こっちから蹴っ飛ばして、どうどうとM資源機構に入れてもらえ。だから自信持ってK大学の推薦入試を受験しろ。数学、物理、化学の口頭試問1,2問答えられなくでも屁でもないわい。 20分の面談で、お前の大得意なダムの話、コンクリートカヌーの話に持ち込むよう、推薦書に仕込んでもらえ! 」ニヒヒ

 

次男坊 「 土木愛なら誰にも負けん。K大学の推薦、O大学の一般(口述試験)の2本立てに絞って頑張るよ。 明日のTOEICも頑張る 」おねがい

 

次男坊 「 で、担任には、就職するって啖呵きっちゃったんだけど・・・ 先生からは推薦書は書かないぞって・・・ 」

 

母 「 おバカ、先生に頭下げて、推薦書、書いてもらうんだよ! 」目がハートあんぐりあんぐり

 

父&次男坊 「 起きてたんかい! 」 ラブちゅー

 

という事で、結局、進路指導の3者面談をする運びとなりました。滝汗

 

【次男坊の編入学受験予定】

第一志望 九州地方のK大学 推薦

第二志望 中国地方のO大学 一般

上記が残念ならば 九州地方のSまたはR大学受験

 

 

次男坊のおかげで我が家はいつも旅行先ではダム巡りでした。

次男坊巡りに巡り200ダム以上制覇。